焔くん(作者)に憧れる
僕はドラマから入った口なのですが、結構はまりました。漫画家やアニメーターを志す人たちの漫画ってだけで惹かれます。
正直なところ、庵野監督の若かりし頃に興味があって見始めましたが、序盤からみんな焔くんに持って行かれた感じです。(庵野さんは庵野さんで面白いキャラクターで好きです)どこまでがフィクションかはわかりません。どれも嘘のような話であるし、真実だとしたら、面白い学生時代をおくってたな、羨ましいな島本先生と嫉ましくもあります(笑)
今では、焔くんのような生き方に憧れのようなものをいだいています。無駄にポジティブでネガティヴな屁理屈セリフや打たれ弱いところは、全体的に憧れる対象ではないのかもしれませんが、なんだかんだ自信満々にいってのける様がいいのです。自信満々に言い切られると、屁理屈でもかっこよく見えたりするもんだなぁ。
あと、壁にぶち当たるたびに漫画家になるかアニメーターになるかで葛藤するところはすごく共感します。焔くんはプライドが高く、自分は才能があるという思い込みがある故に、打たれ弱い。うまくいかないと方向転換という安易な逃げに走ってしまうところは僕もあるあるです。だから何も成し遂げられない。そういう人は大抵挫折しちゃうところですが、焔くんは違う。曲がり曲がって結局まっすぐ行っちゃう感じ。
他人の作品の考察は的を得てると思います。言われる当の作家さんには失礼でしょうけどね(笑)でも、アオイホノオがきっかけでその作家さんを知ることができ、また作品を読むきっかけを作ってくれました。当時のアニメや特撮も興味深く、アニメの通な見方が少しわかった気がします。アニメーターの人とかマニアックな知識も吸収できました。
そして、 この作品がきっかけで他の島本作品も読み始め、すっかり島本先生のファンになってしまいました。 島本先生は僕の心の師匠です。
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