白い巨塔
白い巨塔といえば田宮二郎演ずる旧作、唐沢寿朗演ずるリメイク版があります。私はリメイク版のほうが好みなので何回も見ています。東教授と財前との確執を描いたものであったかのようにドラマは進んでいきます次期教授にだれがなるのかがドラマの見どころになっていますが財前の誤診で話が大きく展開します。医療訴訟です。財前と国が遺族が訴えられます。財前は徹底抗戦の構えで裁判に臨んでゆきます私は医者ではありませんが人を殺してしまったとしたら多分もう医療行為に携わることはないと思いますそのさなか財前は肺がんになり財前望む執刀医はかつての恩師東先生となります。しかしながらキーパーソンである里見先生の登場で大きく流れは変わってゆきます。はたして私が里見先生のような立場に立たされたとき同じような行動をとることができるか想像もつきません。男らしいというか馬鹿正直というか正義感に満ちているというか常人ではかなり難しい判断だと思います。裁判を通じて人はどう生きるべきなのか思い知らされました。裁判は控訴した原告側の勝訴に終わりましたが、財前が法廷で倒れるという事態が発生し後味の悪いものとなりました。原因は肺がんでした。結局のところ財前は亡くなりましたがこれが本当に大学病院の実態であるとすれば何かとんでもないことなんかじゃなないのかなと思われます。しかし財前の死に際は医者としてかっこよかったです。
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