時代の転換期
じぇじぇじぇ!
流行語大賞にもなったあまちゃんのセリフである。
視聴率が低迷していた朝ドラシリーズに突如全てを変えるような作品が現れた
それがこのあまちゃんである
東日本大震災を経て、落ち着きを取り戻しつつあるといってもどうしても舞台を東北にするということは制作陣にも抵抗があったものだろう。
脚本である宮藤官九郎が放映される前に「当初は東北を題材に考えずに進めた」としながらも東北や震災を頻繁に口にするあたり避けては通れない道であったことは容易ではない
東日本大震災をフィクションで取り扱ったのもあまちゃんからである。
取り扱った話数自体は少ないし、最後でもあったの大きなエピソードではないのだが、これからの日本を考えるきっかけとなった人達は意識的、無意識的を問わず多くいるだろう。
このあまちゃんをきっかけに自粛気味だったテレビ業界が活発になり、朝ドラを今まで見なかった人達が視聴する習慣がつき安定した視聴率をその後のシリーズで出し続けていることがこのドラマの評価であり功績でもあるといえよう。
ドラマ自体はテンポよくコミカルで時代を皮肉りつつおもしろおかしく進めているがNHKが社運をかけた、いやこれからの日本人の意思を具現化した作品と考えてみると転んでもただでは起きない日本の強さを感じる作品である。
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