小説を読み、ドラマを見て。
海堂尊さんの小説が好きで、ドラマになるのは嬉しかったです。実際始まってみると、小説では白鳥さんが小太りと書いてあったのに、ドラマではスラリとした仲村トオルさんが演じていて少し違和感はありました。ですが伊藤淳史さんとのコンビはドラマとしてのインパクトはあり、配役は合っていたと思います。看護師目線から見ると、演出としてやりすぎな面があるように感じましたが、医者の確執や横柄な態度は実際の現場でも見られるような場面があります。都内の病院つとめているため、外科病棟の看護師やオペ室の看護師からは、医者の態度やその日のテンションをみて振る舞いを変えているスタッフも少なくありません。仲の良い医者、上司からの圧、オペ室での看護師のポジションなど、実際の現場をリアルに伝えているドラマだと思います。私は内科病棟に勤めているため心臓外科のことは詳しくありませんが、素人目が見ても実際に使用しているカテーテルの説明やオペ室の機械を画像とともに説明しているのは分かりやすく、医療従事者を目指す学生にも勉強になるドラマだと思います。このあとの続編も時間の都合上、小説の話は省かれているところが多かったですが、メインの話はずれず、私はとても楽しめました。
- あなたも感想を書いてみませんか?
- レビューンは、作品についての理解を深めることをコンセプトとしたレビューサイトです。
コンテンツをもっと楽しむための考察レビューを書けるレビュアーを大歓迎しています。 - 会員登録して感想を書く(無料)