図書館でバイトするほのぼの女子高生。
ほんわかしていて、漫画ではなく小説の中の景色を見ているような気分になった一冊でした。 青色図書館でバイトをすることになった女子高生・ヒナと、雇い主である先生との甘い恋の話なのですが私的に編集者の方がお勧めです(笑) 先生は小説家で本当に先生でした。本のムシになっていて、とても本を大事にする人です。 時には執筆に詰まって部屋の奥にこもるときもあり、そんな距離をヒナは埋めるのに必死です。 海沿いに接しているそこには色んな人がやってきます。 突然行方をくらましたネガティブ小説家のキリさんもやってきます。 酷評に心を落として執筆できなかったキリさんと、そんなキリさんの書くものに魅かれて無くなったら惜しむし悲しい、支えになりたいと言っている編集者の方も。 全てがキラキラしていて、白黒の世界にきれいに色がついているようにも見えました。 お気に入りは「忙しいというのは、心を亡くすと書く」のセリフです。
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