ルイズと世界観
ツンデレというものを世に知らしめたゼロの使い魔、その第一巻である。 言葉で説明にしてしまえば、異世界召還物、ボーイミーツガール物、と簡単であるが、この作品の最大の人気の理由は言うまでもなくルイズの存在だろう。 ツンデレという単語をそのまま擬人化したようなヒロインで数多くのオタクたちを虜にしたものだ。 そしてアニメ化し、釘宮ボイスが加わったことでそれは加速度的に増加した。 しかし見落としてはいけないのは、ストーリー軸や世界観である。 確かにゼロの使い魔の最大の魅力はルイズを始めとしたヒロインの数々であるが、萌え系ラノベとしては戦記物と比べてもいいほどにストーリーや世界観の設定がしっかりしていた。 それが今は亡きヤマグチノボル先生の最大の魅力であったのだ。 残念ながらヤマグチノボル先生は他界されてしまったが、先生が生み出したルイズとゼロの使い魔の世界はこれからもファンたちの手で愛されていくことだろう。
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