純粋なみさきちの最後の戦い
いよいよ本格化する王二郎さん、ウィザードとの対決。シールドの仕組みを見破り、弱点をつっついたみさきちは流石というべきか、そんな都合よすぎるぜ?というべきか。 割とご都合主義で進んでいくまま、最終巻です。最後へ向かうほどご都合主義感が出てきて、加速しており、ちょっと悲しかったです。 シールドの仕組みを見破られた王二郎さんは、もうシールドは使わずに戦うと宣言。HPを削られ過ぎたヒカルはまともな攻撃は当たらないと考え、ウィザードの攻撃の勢いを利用し、場外へ放り投げ勝利。 いやー強いはずの王二郎さんがこんなでやられるのだろうか?早すぎないか?と激しく疑問に思ってしまいました。 最終戦は、倒したはずのずるっこ姉妹の妹、有栖。 地方戦まで赴いて勝ち上がってくる根性は中々と思いますが、そんなに強いなら最初からずるなんてしなければいいのに!最初から妹が操縦者やればよかったのに!なーんて文句タラタラ出てきてしまいました。 バランス重視のアリスが有利の氷のレイヤーで、スピード重視のヒカルは立つこともできない。 ならば立たずに戦えばいい。という、スライディングでアリスを場外へ。みさきちの勝利。新人みさきちの優勝。えー場外多いなぁ…だめですね、純粋に見れない。 最後は特別戦、アテナとの勝負。 アテナ圧勝で終わります。母との再会に嬉しくなるみさきち。 ハッピーエンド…と言ったものでしたが、自分としましては、物足りなさが残ります。 話の筋に関係のないものは描かないCLAMPさんですが、やはりみさきちとお母さんの間の説明が少なすぎて、ついでにお父さんとのお話も少しかあってもいいんじゃないの?と思ってしまいました。 昔は素直に読めたのに…と自分で悲しくなってしまいました。 ラストはアニメとちょっと違うのでアニメしか見ていない方は読む価値ありです。 また、CLAMPの他作品、ちょびっツを読んだあとには是非、このシリーズも読破していただきたい。
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