幕末紅蓮隊のあらすじ・作品解説
幕末紅蓮隊は、2013年28号から2014年13号の週刊ヤングジャンプで連載されていた本宮ひろ志原作の日本の漫画。コミックスは、全4巻。第4巻には、腐敗した政界に革命を起こす男達の勇姿を描いた「悪党」も同時収録。 寺を破門となった僧侶の主人公・安馬十蔵が、幕末を破天荒に生き抜く物語。日本が変革しようとしている動乱の最中で、自由を愛し、ひたすらに自分の信念を貫いて生きようとする姿が、不合理な現代社会で日々、あがいている男性サラリーマンから高く支持されている。強い義侠心をもった侠客達の男らしく人情味溢れる世界も、人気の所以となっており、義理人情が薄れている現代人の心を掴んでいる。実在した侠客や歴史上の出来事が登場するため、時代劇漫画としての面白みをもっている。幕末紅蓮隊は、主役から脇役まで、1人1人が今にも物語から飛び出してきそうな個性をもっており、物語にタイムスリップした感覚になる作品に仕上がっている。
