さよならソルシエの評価
さよならソルシエについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
さよならソルシエの感想
嘘のようで本当かもしれないゴッホのお話
心情表現豊かなお話人の心に響く絵とは何か?それをかの有名なゴッホ、そしてその弟がこんな感じで広めたのかもしれない…という歴史をいじった物語がこの「さよならソルシエ」。生きている間にフィンセント・ファン・ゴッホ(以下、フィンセント)はまったく評価されることがなく、それが死んでからいきなり名をとどろかせる。これにはいったいどんな秘密が隠されていたのか?そんな秘密の1つの説を、テオドルス・ファン・ゴッホ(以下、テオ)の視点を中心に描いていきます。まさにタイトルの通り、魔術師らしく暗躍する感じのテオ。当時のフランスパリでは貴族たちの権威のもとに描かれる、いわゆる品格のある題材をモチーフにした絵画だけが価値のあるものとして流通していました。それをぶっ壊して、尊敬する兄の絵や、似たような若者たちの自由で市民の心を打つ作品が評価される時代になるようにするのがテオの目的です。そのために、自分が嫌われ役と...この感想を読む