スピンナウトのあらすじ・作品解説
スピンナウトは西森博之と春風邪三太の共作による少年漫画。1998年から1999年に小学館「週刊少年サンデー」で連載された。全38話で、単行本は全4巻。異世界ファンタジー系の物語である。 普通の高校生だったサツキとマコトは突然謎の光に包まれ、気が付くと中世風の異世界にいた。その世界はカザナンという残忍な支配者によって牛耳られていたが、二人はカザナンを倒し、世界を開放することを目指して旅をすることになる。 仲間を大切にし、どんな時でも笑みを絶やさないことをモットーとするサツキと、臆病な自分の性格に嫌気がさしていたマコトの二人は志を同じくする仲間を得ながら旅を続け、次第に成長し、強さを身に付けていく。 最終的に二人はカザナンを倒し、元いた世界へと還ってゆく。 RPGのような世界観、ファンタジックな展開のストーリーだが、魔法使いや不思議な力は存在しない。人間同士のぶつかり合いが非常にリアルな作品だとも言える。
スピンナウトの評価
スピンナウトの感想
騎士道
この作者さんが描くのって、主人公がちょっと、イヤかなりひねくれててでもなんかカッコ良くて優しくて面白いんですよね。この主人公サツキも、目つきは凄く悪いし口をひらけばオレ様的な事ばかり言っていつもカッコばかりつけちゃうような奴なのに。弱いものにはとことん優しいし、根はイイヤツだと思います。正体不明の謎の声に導かれるままによくわからない国の、未知の時代にワープしちゃったけどいつも前向き。つい巻き込まれた、本来は仲の悪い不良だったはずのマコトって奴とは大違いです。ドラゴンをライターにしちゃうんだもんね。カザナンアイが何なのか、そもそも謎の声は誰なのか。サツキの奇妙な行動の意味も含めて、先が気になります。
スピンナウトの登場キャラクター
大原五月
よみがな:おおはらさつき ニックネーム:サツキ 性別:男性 国籍:日本 性格:飄々としている ポリシー:窮地でも笑みを絶やさぬことを男の生き様だと考えている 特徴:高校生 価値観:仲間がピンチに陥ると一転激情を露わにし、普段以上の力を発揮する 特技:驚くほどの怪力を持つ 体格:高校生には見えない小柄な体格