星空から来た犬の評価
星空から来た犬の感想
子供向けと大人向けの間
ハウルシリーズの作者・ダイアナ・ウィン・ジョーンズの作品。中学生のときに、図書館で見つけて読んだ。児童書なので、表現がストレートでとても読みやすい。ものすごいスピードで一気に読んだ。ハウルシリーズとは違い、恋愛要素はまったくない。冤罪で犬に変えられた犬が主人公。彼と、彼を拾った少女との心のふれあいにぐっとくる。彼はいじめにあったりする少女をかばいつつ、無実の罪を背負うことになった発端、「ゾイ」を探す。犬と子供の友情というと、ファミリー映画や、児童書にとっては定番だけど、こんな形の犬と少女の友情を描くのはなかなか珍しいんじゃないだろうか。切なくて、やさしい物語。