ハリー・ポッターと秘密の部屋の感想一覧
J.K.ローリングによる小説「ハリー・ポッターと秘密の部屋」についての感想が10件掲載中です。実際に小説を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
秘密の部屋で注目したい人物たち
マグル出身者を「穢れた血」と呼ぶスリザリン寮生ホグワーツ魔法魔術学校の創設者は4人で、寮の名前にもなっている「ゴドリック・グリフィンドール」「ヘレガ・ハッフルパフ」「ロウェナ・レイブンクロー」「サラザール・スリザリン」です。それぞれの生徒の特長は「勇気」「誠実」「知性」「野心」です。これだけみてもスリザリン寮だけが少し違ったところを目指しているような気がします。それを裏付けるかのようにスリザリンはホグワーツ魔法魔術学校には、選ばれた生徒のみ入学を許可することが望ましいと考えていました。魔法族の血を高潔なものとし、マグル出身の血を「穢れた血」と呼んだのもそのためです。あとの三人は魔法が使えるものであれば家柄に関係なく誰でも受け入れるべきだという考えを持っていたため考え方が合わず、スリザリンは学校を去ることにしたということでした。スリザリン寮の生徒は純血主義のためヴォルデモートの時代では、デ...この感想を読む
ドビーが憎めない♪
それにしても、映画を観てから原作を読んでいるので、内容が理解できるけど、とにかく登場人物が多すぎて覚えきれないというのが正直なところですね。 ただ、ストーリーは飽きさせず、次々色々起きてやっぱり面白いです。 特に、今回はドビーの活躍?が見られそれによってハリーが翻弄され大変な目に合うんですが、なんか憎めないし、最後は靴下を受け取って自由になることができてよかったなって思います! 今回、ヴォルデモートが結構姿を現して嫌な感じだったのですが、ハドリックも無事に戻ってこれてよかったなって思います。 というか、まさかジニーが利用されていたなんて! ハーマイオニーも助けることができたし、やっぱりハリーは特別な魔法使いなのですね。 なんか、その特別感がうらやましいと勝手に思ってしまってます(笑) 彼は人々を救う救世主なのか!期待したいですね。 本は分厚いんですが、まだまだ軽い感じに、さくっと読めて楽...この感想を読む
1巻に続き、魔法の世界がますます広がる
「賢者の石」からひきつづき、スリル満点の2作目!ドビーの忠告、空飛ぶ車、奇怪な声、たくさんの魔法がつまってキラキラしています。ウィーズリー家&マルフォイ家によって魔法使いの家族の生活、魔法使いの一族に興味をひきたててくれます。印象的だったのはドビーやギルデロイ・ロックハートといった新登場人物。ロックハート先生の残念さは、違った意味で才能を感じさせます(笑)そして二巻目でついに「名前を読んではいけなあの人」が黒幕として登場します。ダンブルドア校長のステキな言葉「ハリー、自分がほんとうに何者かを示すのは、持っている能力ではなく、自分がどのような選択をするかということなんじゃよ」 すーっと入ってきました。
淡い恋心を思い出します。
ファンタジーというにはちょっと暗く重いお話のような気もしますが、色々な登場人物や事がすべてうまくつながって、ついつい引き込まれてしまいます。今回の事件のきっかけはジニーの淡い恋心でした。まだ幼いジニーのハリーへの憧れ、初恋ですよね。その気持ちを利用してハリーを、ホグワーツを追いつめていきます。全体的に暗いながら、この甘酸っぱい初恋の気持ちを思うだけでなんだかほっこりします。また、ロン、ハーマイオニーとの友情、ダンブルドア校長への信頼、最後はそれが、ハリーを勝利へ導く。作者が人と人とのつながりを大事にしている気持ちがうかがえます。今回、題名にもなった秘密の部屋・・・必要としている人の前に現れるこの部屋が今後どうハリー達の力となり、関わっていくのかが楽しみです。
2作目も面白い
ハリー・ポッターシリーズの2作目です。今回もイギリスの家で暮らすハリーの描写から始まります。そこへ不思議な妖精が現れて、ハリーを魔法学校へ行かせないように、あらゆる手段で妨害してきますが、ハリーも仲間の手を借り、なんとか学園に戻る事が出来ます。そんな折、学園では秘密の部屋が開かれたと噂が流れ、事件が起きたり。ヘビ語が話せる事で、またしても孤立してしまうハリー。噂や憶測でハリーを白い目で見てしまう学友達にモヤモヤしてしまいますが、信頼出来る友人達と事件に立ち向かうハリーの強さに感心しました。そして、1作目と同様、やはり伏線の回収が素晴らしいです。とても楽しく読める作品です。
ファンタジー!
シリーズ物で映画かもされ、誰もが知っているであろう作品。ストーリーは、魔法使いの両親をヴォルデモートに殺され、人間の家に居候していたハリーがホグワーツに行く。そこでさまざまなことを経験しながら、どんどん核心に近づいていく。ハリー、ハーマイオニー、ロンの3人が主人公。勇敢で個性あふれるキャラクターはこの作品の魅力のひとつだ。先生や同級生、ロンの家族も魅力的。児童書だけあってとても読みやすい。魔法界のしきたりや、学校のシステムなどがしっかりつくられているのでツッコミどころも少ない。私は校長先生が一番好きだ。いい年こいて、魔法使いに憧れてしまった。
少年らしい好奇心と正義感が懐かしい
ご存知、ハリー・ポッターシリーズの二作目です。私は携帯版なので、けっこう何度も読み返しているのですが、何度読んでもやっぱりおもしろいです。このシリーズでは、『秘密の部屋』の秘密をハリー・ロン・ハーマイオニーが解き明かしていくというのが物語の本筋です。その前にも、学校に向かう汽車に乗れなかったハリーとロンが魔法のかかった空飛ぶ車で学校に向かおうとしたり、ハーマイオニーがスネイプ先生の薬品棚から薬の材料を失敬したりと、少年時代の無鉄砲とも言える好奇心に満ちた冒険が織り交ぜられています。大人になると忘れてしまいがちな、いけないことだとわかっているけどワクワクする気持ちを思い出させてくれます。後半は、石にされたハーマイオニーと秘密の部屋に連れ去られたロンの妹ジニーを救うために、宿敵ヴォルデモートの罠にハリーとロンが挑みます。そのまっすぐな正義感は、読んでいて気持ちいいです。シリーズ後半になるに...この感想を読む
まずまず
第一作めとくらべまして若干大人しい感じです。蛇嫌いなんでなんとなくテンションが下がるかも(笑)映画シリーズも見てるとなんだか文章だけだと物足りない気もしますかね?ライバル対決みたいなかんじがひしひしと伝わる今作ですが、私はスネイプ先生が好きなので楽しかったんで良かった。(笑)ようやく物語が始まってきたというかんじ。続編を考えるとまだまだ序章ですけど初期ぽくていいでないですかね。物足りない感じもあるけど。とにかく蛇はきもかったけど敵としては十分役割をはたしているわけですよね!まだまだ恋愛要素もないしそこはしかたないですかね。まあ純粋に男同士の友情として序章としてまとまり楽しめた作品でしたよ。
ロンが活躍
ハリー・ポッターシリーズの二作目です。ある日、誰もいないところからうめくような声を聞くハリー。それはどこからきているのか、そして一体何なのか。それを突き止めていくお話しです。秘密の部屋はロンが活躍するので個人的には好きです。ロンのファンの人は必見です。彼にもこんなかっこいい一面があったとは・・・。もちろんハリーはいつも通りに主人公ですし、ハーマイオニーも天才さを発揮してくれます。なめくじ喰らえ!は映画版で笑ったのが今でも記憶に新しいです。一巻よりも盛り上がったのではないかと思います。本当、ずっと読んでいたくなるわくわく感でした。シリーズ完結が悲しいばかりです。
秘密の部屋
魔法に「秘密の部屋」ときたら、面白くないわけがない気がしますね。タイトルだけで惹きつけられます。奇妙な召使妖精やナルシスト臭プンプンの男教師、そして暴れる木や壁にかかれた文字、変身できる薬に大きな蜘蛛、そしてタイトルにもなっている秘密の部屋・・・・夢中で読んでしまいます。ナルシストな先生には笑ってしまいました。どこにでもいそうなキャラです。そして優等生のハーマイオニーにしては珍しく失敗があります。ドジなところも少しはあるのだなと親しみがわきました。ハリーとロンとハーマイオニー、素敵なトリオです。ロンの妹であるジニーもこの作品で多く出てきます。本当にどきどきさせてくれる物語、お勧めです。