秘密の部屋で注目したい人物たち - ハリー・ポッターと秘密の部屋の感想

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ハリー・ポッターと秘密の部屋

4.654.65
文章力
4.75
ストーリー
4.88
キャラクター
4.81
設定
4.88
演出
4.75
感想数
10
読んだ人
63

秘密の部屋で注目したい人物たち

5.05.0
文章力
5.0
ストーリー
5.0
キャラクター
5.0
設定
5.0
演出
5.0

目次

マグル出身者を「穢れた血」と呼ぶスリザリン寮生

ホグワーツ魔法魔術学校の創設者は4人で、寮の名前にもなっている「ゴドリック・グリフィンドール」「ヘレガ・ハッフルパフ」「ロウェナ・レイブンクロー」「サラザール・スリザリン」です。それぞれの生徒の特長は「勇気」「誠実」「知性」「野心」です。これだけみてもスリザリン寮だけが少し違ったところを目指しているような気がします。それを裏付けるかのようにスリザリンはホグワーツ魔法魔術学校には、選ばれた生徒のみ入学を許可することが望ましいと考えていました。魔法族の血を高潔なものとし、マグル出身の血を「穢れた血」と呼んだのもそのためです。あとの三人は魔法が使えるものであれば家柄に関係なく誰でも受け入れるべきだという考えを持っていたため考え方が合わず、スリザリンは学校を去ることにしたということでした。スリザリン寮の生徒は純血主義のためヴォルデモートの時代では、デスイーターになったものが多かったようです。

ドラコ・マルフォイがハーマイオニー・グレンジャーに「穢れた血」と言ったのは、シーカーに選ばれたのが能力ではなくお金でと言われたのが図星だったからでしょう。ボージン・アンド・バークスでも、父であるルシウス・マルフォイにマグル生まれのものに全科目成績で負けているなんて恥だと思えと言われたこともあったのではないでしょうか。この後も何度もハーマイオニーに対して「穢れた血」と言っています。ハリーやロンは両親がマグルではないためいうことができない分、ハーマイオニーに言っているのではないでしょうか?どこの世界でも、自分の方が相手より優れていると思い、相手を蔑んだ態度をとるものがいるものですね。このほとんどが嫉妬からくるものらしいですが、マルフォイの場合はハーマイオニーやハリーに対する嫉妬からくるものなんでしょう。

ギルデロイ・ロックハート

「闇の魔術に対する防衛術」の新しい先生です。著作もたくさんあり、闇の魔術に対する防衛術の教科書はすべてロックハートの著書になっています。女性にすごく人気で、ロンの母親であるモリーやハーマイオニーもファンです。モリーは「ギルデロイ・ロックハートのガイドブック 一般家庭の害虫」の本を持っていて、庭小人の駆除をフレッド・ジョージ・ロンに言いつけた時にこの本を参考するようにと言っていました。ハーマイオニーは闇の魔術に対する防衛術の授業のところをハートで囲んでいて、ロンに見つかっていました。

ロックハートは結局、本に書いた内容はほかの人の体験や功績を自分のものとして書いたものでした。そして、その人が自分の話だと言い出さないように、「忘却の呪文」をかけて忘れさせていました。そのおかげか「忘却の呪文」は得意中の得意だと自分でも言っています。しかしそれは得意中の得意というよりは、まともに魔法がかけられる呪文は「忘却の呪文」だけというのが正しいようです。ハリーの骨折した腕を治そうとして、骨をなくしてしまいハリーはマダム・ポンフリーに骨折なら簡単だったのにと言われます。最初の防衛術の授業ではピクシーを放したのはいいけれど、ピクシーに呪文を唱えても何も変わらず、ロン・ハリー・ハーマイオニーにピクシーをかごに戻すように言います。決闘クラブではドラコが出したヘビを倒そうと杖を振ったにもかかわらず何も起こりませんでした。それでも、みんなのまえで杖を振り、呪文を言いたがるロックハートの行動は不可解というよりほかないでしょう。

結局最後はロンの壊れた杖を使って、強力な「忘却の呪文」をかけたものだから、呪文が自分にはねかえり自分が誰かもわからないくらい忘れてしまいました。

ボージン・アンド・バークス

ノクターン横町にある「闇の魔術」に関するアイテムが多く売ってある店です。「隠れ穴」から「煙突飛行ネットワーク」を使ってハリーが出てきた店で、店を出ようとしたときに品物を売りに来たマルフォイ親子に気づきあわててキャビネットに入ります。店で商品を物色していたドラコは何かたくらみに使えると思ったのか、呪われたネックレスの説明書きを読んでニヤニヤしていました。この二つのアイテムは両方とものちに「謎のプリンス」で重要となるアイテムです。キャビネットは、ヴォルデモートの時代に流行った一時的に身を隠せるキャビネットです。対になっていて二つのキャビネットの中を移動することもできます。マルフォイ一家とは昔から取引があるらしく、店主のボージンの口ぶりからしてもよく買いに来ていたことがうかがえます。

魔法省が抜き打ちの立ち入り検査を仕掛けることが多くなり(そのためにロンの父親アーサーも徹夜で仕事が多くなっているのですが)、立ち入り検査の対象が自分のところになった時のことを考え、品物を売りに来たようです。マルフォイ家は代々伝わる由緒ある魔法族のため、魔法省より権力があったりしますが、マグル製品不正使用取締局にいるのが親子ともに仲の悪いアーサー・ウィーズリーのため警戒したようです。


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他のレビュアーの感想・評価

ドビーが憎めない♪

それにしても、映画を観てから原作を読んでいるので、内容が理解できるけど、とにかく登場人物が多すぎて覚えきれないというのが正直なところですね。 ただ、ストーリーは飽きさせず、次々色々起きてやっぱり面白いです。 特に、今回はドビーの活躍?が見られそれによってハリーが翻弄され大変な目に合うんですが、なんか憎めないし、最後は靴下を受け取って自由になることができてよかったなって思います! 今回、ヴォルデモートが結構姿を現して嫌な感じだったのですが、ハドリックも無事に戻ってこれてよかったなって思います。 というか、まさかジニーが利用されていたなんて! ハーマイオニーも助けることができたし、やっぱりハリーは特別な魔法使いなのですね。 なんか、その特別感がうらやましいと勝手に思ってしまってます(笑) 彼は人々を救う救世主なのか!期待したいですね。 本は分厚いんですが、まだまだ軽い感じに、さくっと読めて楽...この感想を読む

5.05.0
  • ぶうたぶうた
  • 160view
  • 404文字

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