少年らしい好奇心と正義感が懐かしい
ご存知、ハリー・ポッターシリーズの二作目です。私は携帯版なので、けっこう何度も読み返しているのですが、何度読んでもやっぱりおもしろいです。 このシリーズでは、『秘密の部屋』の秘密をハリー・ロン・ハーマイオニーが解き明かしていくというのが物語の本筋です。その前にも、学校に向かう汽車に乗れなかったハリーとロンが魔法のかかった空飛ぶ車で学校に向かおうとしたり、ハーマイオニーがスネイプ先生の薬品棚から薬の材料を失敬したりと、少年時代の無鉄砲とも言える好奇心に満ちた冒険が織り交ぜられています。大人になると忘れてしまいがちな、いけないことだとわかっているけどワクワクする気持ちを思い出させてくれます。 後半は、石にされたハーマイオニーと秘密の部屋に連れ去られたロンの妹ジニーを救うために、宿敵ヴォルデモートの罠にハリーとロンが挑みます。そのまっすぐな正義感は、読んでいて気持ちいいです。 シリーズ後半になるにつれ大人になっていく3人も、まだまだ子どもな部分を残していて、読んでいる私もちょっと子どもに返って、小さな冒険をしてみたくなる読後感です。
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