ゴリラはどんなにがんばってもゴリラだ ゴリラ以上でもゴリラ以下でもない
山口ノボル
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『魁!!クロマティ高校』とは2000年から2006年にかけて講談社の週刊少年マガジンで発表された野中英次によるギャグ漫画である。コミックスは全17巻刊行されており、2003年から2004年にかけてアニメ化、2005年には実写映画化もなされている。また2007年にはノベライズされるなどメディアミックスを展開したギャグ漫画である。 本作はブラックジョークやパロディを中心とした一話ないしは数話程度での読みきりタイプのため、あらすじらしいあらすじはないが、主人公である神山高志が通う東京都立クロマティ高校の生徒や関係者を中心にギャグパートが展開されていく。タイトルに著名な野球選手の名前が使用されているが野球漫画としての側面はなく、まれに野球選手の名前が使われているのに野球をしないことをネタにした話が存在する程度である。また野球選手に限らず登場人物の名前や設定などはミュージシャンや俳優からのパロディが多数存在する。
毎回シュールな笑いを提供してくれるクロマティ高校ですが、今回も行方不明になったと思っていた竹ノ内がアメリカマフィアのボスになっていたり、日本番長選手権という凄いようで実は下らない大会で神山が優勝してしまったり、さらにはマスクド竹ノ内の素顔が凄い男らしい顔だったりと笑いどころ満載ですが彼らも、マーキュリーも、フレディの歌すらも敵わない最大のポイントが今回出てきました。それは……前田の母ちゃん。あの前田に瓜二つな「母親」という存在の衝撃は筆舌にしがたいものがあります。わずか一コマすら出ておらず、台詞すらないのにあのインパクトの高さはまいったとしか言いようがありません。
まさかのアメリカから帰還した「竹之内」には驚きを隠せないが、再び修学旅行の日に戻ってくるのは彼の運命かもしれない(「マスクド・竹之内」の)正体も皆にバレていたのは少し意外だが)。また、新幹線の窓を開けようとしたり、精神的な不安を取り除こうとして隣で吐く「マスクド」には笑えた。他には「北斗」と「子分」の会話や、忘れられた「前田」は可哀相だが、やはり「神山」に痛い目に遭う「竹之内」には気の毒に思う。が、まさかの「山口ノボル」の出演や、新幹線で暴れる「フレディの馬」とのギャグは爆笑。さらに「神山」のミスで「京都」を過ぎ去り、まさかの修学旅行終了には呆然とした(今回は積立金も返ってこないと思うが)。
よみがな:はやしだしんじろう 生年月日:はやしだ しんじろう 性別:男 所属:クロマティ高校 性格:バカで飽きっぽい 特徴:劇中では主にボケ担当。モヒカン頭だが実はカツラで、本当の髪型は七三分け。家族がエリート揃いで、厳格な家庭に生まれ育った。そのため、親の前ではカツラを外しているらしい。カツラに...
よみがな:やまぐちのぼる ニックネーム:やまぐち ノボル 生年月日:11月23日 性別:男 所属:デストラーデ工業高校 特徴:アフロが印象的な男。普段は無口というキャラで押し通しているが、実はとにかくお笑いにうるさい男であり、自分でも「誰よりもお笑いを愛している」と語る。ゆえに定例会や喧嘩に関わる話し...
ニックネーム:アメリカンドリーム 性別:男 所属:クロマティ高校 特徴:北斗についてきた子分。常に周りからは「オイ」や「お前」や「キミ」と呼ばれるが、誰も名前に興味がないため触れられることすらなく、林田から「お前の名前は『北斗の子分』だ。それで定着してしまっている」と断言される。 価値観:寿司屋...
山口ノボル
寿司屋にゴリラはいるべきかという議論が交わされる中で飛び交った名言
林田慎二郎
取引役の前で見積もりをするとき、電卓を忘れてしまったらどうするかという質問に対する林田なりの完璧な答え