斉木楠雄のψ難の感想一覧
漫画「斉木楠雄のψ難」についての感想が4件掲載中です。実際に漫画を読んだレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
超能力者だって苦労するんだなって思う
できるからこそ選択しないこの「斉木楠雄のΨ難」はかなりのご長寿漫画。ジャンプの中で安定の笑いを取り、楠雄の魅力はあのスペースの中で上手に輝いている。斉木家のおかしい日常に、クラスメイトたちのぶっ飛んだ毎日。どれもがおもしろく、詳しくなるほど、新キャラ出るほど厚みを増している。作者が当初続くかどうかわからないと言っていたのが嘘のように、今ではそれがないジャンプってほぼないよね…という勢いでいつもそばにいてくれている。斉木楠雄という、超能力者として生まれたとある男子高校生。彼はその能力によって“すべてを奪われた”と言っている。自分の周りには普通の人たちしかいなくて、自分だけが最強の超能力者。みんながあらゆる漫画で必ずと言っていいほど憧れる、すべてを手にした男であるはずなのに、どうして彼は不幸せだと感じているのか?よく考えてみれば、自分だけが最強で、何が楽しいんだろうね?ってことだ。何かを成...この感想を読む
超能力ギャグ漫画が面白すぎる
欠点だらけが逆に好きこれだけ続いているのは本当におもしろいから。いつでも安定の笑いを届けてくれる楠雄ファミリーとクラスメイトたちはすごいね。掘っても掘っても出てくるのがすごい!はじめ、作者さんは「とりあえず2巻は出る予定だけど、ネタが続くかどうかはわからない…」的なことを言ってましたけどね。もはやジャンプにおいてなくてはならないものになってます。物語は、斉木楠雄という生まれつきあらゆる超能力を持っている高校生男子の日常の話。その超能力の受け取り方がまずシュールですよね。僕はすべてを奪われたんだ!!というセリフがあまりにうまくハマっていて、「なるほど~!」って感心してしまいました。楠雄がいかに苦労してきたか、常人だらけの生活空間の中で、何かを成し遂げる達成感も、誰かの気持ちが分からなくてドキドキすることもなく、生きてきた楠雄。誰もが憧れる“透視”は、透けすぎて筋肉・内臓・血管まで丸見えにな...この感想を読む
超能力者の苦悩
超能力者を主人公にした映画や漫画、小説などはたくさんあるが、多くの作品は超能力者になりたくなるようなつくりかたをしています。しかし、このマンガは初めから超能力者なんかになりたくなかったと始まります。その始まりに惹かれ読み始めました。テレポートやサイコメトリーなど、超能力者と言われるもののほとんどを使える楠雄ですが、サイコメトリーは見たいもの以上のものが見えてしまいます。コロッケ定食を頼みお皿に触っただけで、キャベツを切るおじさんが見え、そのおじさんがキャベツに向かってくしゃみをするシーンまでもが見えてしまいます。使い回しの箸なんてもってのほかです。綺麗に洗われていても前に同じ箸を使った人が食べている姿がどアップで映し出されます。そのためわからないほどの薄い手袋を24時間つけていなければならないのです。それを見たときになりたかったはずの超能力者にはなりたく無いと思ったものです。なんでも平均...この感想を読む
初めて単行本を買う人にオススメです
斉木楠雄のサイ難は、私が初めて単行本で読んだ漫画です。この漫画は、並んでいるとまず、色が綺麗なのでそこから惹かれます。表紙から、髪の毛ピンクで、頭に変なのついてる.....って思いました。しかも、超能力者らしい。普通は憧れる超能力者、それがあまり良くない存在だなって思えるマンガです。男子は誰でも超能力者があったら、あんなこと...とか、思うのがそれを逆に飽きたと言える超能力者、羨ましいのか....そこに夢があるのか....主な登場人物は超能力者の斉木楠雄、超能力でも読み取れないほどバカな燃堂、厨二病な海堂、密かに斉木楠雄に恋をしてるつもりが超能力で読み取られている広瀬心美、熱すぎる松岡修造のような灰呂、あとはラブラブな両親。濃いキャラが目白押しの主人公。斉木は、超能力が強すぎるので体育などでも、常人の力に合わせる必要がある。そこがすごく大変そう....基本はギャグマンガなので、しっかり、ツッコミも書いてあ...この感想を読む