水滸伝 1 曙光の章の評価
水滸伝 1 曙光の章の感想
漢たちの熱い物語の序章
私は小さいころから歴史小説を読むのが好きであり、初めのうちは織田信長や豊臣秀吉のような安土桃山時代の名将たちに関する本を読んでいった。しかし中学生くらいになると中国の歴史ものにも関心を抱くようになった。そして三国志や項羽と劉邦を読んだ後にある一冊の物語に出会ったのである。それがこの水滸伝なのである。一言で言ってしまうならば、この本はとにかく漢たちが熱い!なによりもかっこいいと感じたのは、たくさん主人公と呼べる人物が出てくるのだが、その中の誰もが確固たる信念を抱いており、それに従って生きているということである。そして彼らは世の中の在り方に失望し、世を正すために立ち上がっていくのである。一応は同じ男としては、うらやましい限りの物語がここから展開されていくのである。