八つ墓村のあらすじ/作品解説

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八つ墓村

4.754.75
文章力
4.00
ストーリー
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キャラクター
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演出
4.50
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八つ墓村のあらすじ・作品解説

横溝正史の長編小説である「八つ墓村」は、岡山県の津山市で昭和13年に起きた「津山村人32人殺し事件」に着想を得て書かれたものである。戦時中に岡山県に疎開を経験した横溝が、山陰独特の雰囲気に魅力を感じ、日本の閉鎖的な村独特の因習や風習をふんだんに盛り込んで描かれている。 神戸で一人の身寄りもなく生きる孤独な青年、寺田辰也がある日突然岡山の旧家の跡取り息子であると判明し、村へと帰ってくることから物語は始まるが、やがて次々と身内が毒殺され、やがて青年の出生の秘密が明かされるというストーリーであるが、さらに平家の落ち武者伝説や辰也の実父が起こした過去の凄惨な村人惨殺事件も相まって、独特な雰囲気が読者を引き込む展開である。 名探偵、金田一耕助シリーズの一つで、映画化はもちろん、テレビドラマや漫画など数々の映像化がなされている。主役の金田一耕助を演じた俳優も、映画版だけでも1951年版では片岡千恵蔵、1977年版では渥美清、1996年版では豊川悦司と非常にバラエティに溢れる役者によって演じられている。

八つ墓村の評価

総合評価
4.754.75
(2件)
文章力
4.004.00
ストーリー
4.004.00
キャラクター
5.005.00
設定
4.504.50
演出
4.504.50

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