腑抜けども、悲しみの愛を見せろの評価
腑抜けども、悲しみの愛を見せろについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
腑抜けども、悲しみの愛を見せろの感想
かなり変なホームドラマ
この著者の本を読むのは、初めてです。長ーい題だなあ、と思って手にとりました。そして、読み終わっても、内容と題が繋がらなくて、疑問に思いました。この本は、映画にもなっていて、演劇にもなっていて、だから、かなり演劇的に書かれているのでしょう。ハマる人はすごくハマるのでしょう。でも私は、全くダメでした…残念です。フォントを変えたり、ただひたすら同じ言葉を重ねてくどく書くよりも、文章力や、表現力で、読ませる本が好きなのだなあ、と、自分の事を再発見する本でした。登場人物が、皆、壊れていて、変な人ばっかり…だけど、全く人間性に変化が出ないので、先がどんどん読めてしまって、全く意外性が無く、独身の男性の所に女の子を養女に…などとありえない設定まであり、ガックリしました。(養子を受け入れる養親は、厳格な規定がある筈です、確か)最後、少しだけ、爽快感がありました。それが救いかな…。こういう作家さんもいる...この感想を読む