悪夢のエレベーターの評価
悪夢のエレベーターの感想
上質な悪夢的演劇
木下半太氏の悪夢シリーズで初めて手に取ったのがこの悪夢のエレベーターでした。当時はミステリにのめりこんでいてその中で見つけたのですが、これは面白かった!ただ文学ではないです笑 でもそれを求めないのならばこの本は私にとても楽しい時間を提供してくれました。設定はというとエレベーター内でのワンシーンミステリ…コメディ?、何か絶対ある!と身構えていても三回…いや、四回はしてやられましたね笑キャラクターはすさまじく個性的でそれだけでまったく飽きがこないで次が次がときになってしまいました。登場人物たちのそれぞれの視点で事件が語られ真相がほぐれていき最後はああ面白かった。と言えるような作品。
最高の作品
ただただ、書店でプッシュされていたので、買いました。「激!!!!おもしろいです!!!!」この作品を読んで、木下半太さんの「悪夢シリーズ」にドハマリしました。前半はエレベーターの中で起こる、意味のわからない展開の数々。ボク自身、読んでいて、「ふーん、まぁまぁおもしろいな」程度で、一般的な作品より少し面白いという感想でした。しかし!!後半から「どんでん返し」が始まります。「え?!そういう展開??!」って感じで。そして、なんといっても、この作品に出てくるオカマが面白過ぎる。カマキリに似ているオカマ。作者自身が大阪出身ということで大阪弁も交えた話し言葉で展開されているので、ボクにとって親しみやすさもありました。「笑い」と「どんでん返し」の融合された、最高の作品です。