銃夢-GUNNM-の評価
銃夢-GUNNM-についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
銃夢-GUNNM-の感想
何をもって「人間」なのか考えさせらえるSFマンガです。
サイボーグ技術が発達した遠い未来の話。命がとても軽く扱われている。舞台は遠い未来の地球の「クズ鉄町」。サイボーグ技術が発達したその世界では人は簡単に体を失い、脳さえ残っていれば、全身を機械にすることもたやすく、簡単に失った体を機械に置き換え、完全な生身の人間のほうが少ないような世界。そんな世界だからか、命というものがとても軽く扱われています。日常に犯罪があり、日常に殺しがある。まるで、現実の世界の貧困のスラムを描いているような世界観です。また興味深いのが、ザレム人という高位に属する人種の住む街には「エンドジョイ(公衆自殺機)」というものが街に設置されており、死は市民にとっての権利であり、誰もが選択できるものとして認められています。脳がチップに変わっていることは、生きていると言えるのか?作中で、ザレム人(高位に位置する人種)は、成人の儀式として知らずの間に脳を取り出され、その情報を完全に...この感想を読む