それからはスープのことばかり考えて暮らしたの評価
それからはスープのことばかり考えて暮らしたについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
それからはスープのことばかり考えて暮らしたの感想
本当にずっと、スープのことばかり。
書店で見つけてタイトル買いしたくなる立ち寄った書店でふらふらしていたら、この本を見つけて思わず買ってしまった。タイトルの「それからスープのことばかり考えて暮らした」という言葉のくすぐったさが心地良くて嬉しくなったから。実際、この本は休日の喫茶店でのんびり読むのにはうってつけの本だった。主人公の若い青年オーリィが出会う人々と、古い小さな映画館とサンドイッチとスープのお話。オーリィの目線から見る街の情景は、オーリィののんびりして優しい内面から映し出されているからすべてがほんのり温かい。毎日仕事で急かされているとこういうものが見えなくなってくるから、本を通じて思い出させてくれるのはありがたいと思う。オーリィが古い映画館で何回も見たはずの映画を見ていると、隣の女性からスープのにおいがしてくる。彼はポップコーンを食べているけれど、ひどくお腹がすいてくる。それから彼はスープのことばかり考え始める。...この感想を読む