士道 サンライズのあらすじ・作品解説
士道サンライズは、週刊ヤングジャンプ誌上で2011年に全7話の短編（Rise.1「神威」からRise.7「サンラインズ」まで）として掲載された漫画である。単行本は全1巻、作者はスカイハイシリーズなどで知られる高橋ツトム先生、この作品自体は、先生の人気作「SIDOOH/士道」の続編兼番外編に当たる。 大まかなあらすじは、明治19年12月、日本海軍が巨額の予算を投じてフランスに発注した軍艦「神威」は、日本を目指し日本人、フランス人の船員を乗せ航海していた。その航海の最中、巨大なタイフーンに神威は襲われ沈没する。運よく通りかかったロシア軍艦に、日本人、フランス人の船員は助けられたものの、その後の扱いは国籍の違いで大きく異なるのであった。このあらすじが示す通り、士道サンライズは、当時の人種差別を主題にしている作品である。主人公の日本海軍少尉候補生「雪村谺」は、「SIDOOH/士道」の主要人物の一人雪村翔太郎の息子と言う設定ではあるが、物語自体は独立している。
