ストラヴァガンツァ〜異彩の姫〜の評価
ストラヴァガンツァ〜異彩の姫〜の感想
この漫画の魅力とは?
キャラクターと世界観ファンタジー作品ならではの豊富なキャラクター、人間以外にも亜人種や巨人族が登場する本作は、自然豊かな舞台の中でストーリーが展開される。それぞれの種族に街があり、王族が城に住み政治を行っている。街の中で活発に動く人々、多種族間との交流などが生き生きと描かれ、架空の世界に命を吹き込んでいる。危険な猛獣が住み着く町の外の世界を、読者は主人公である仮面の女王ビビアンと共に冒険していくことになる。明るく親しみやすいキャラクター達とは裏腹にストーリーはシリアスな展開が粛々と続き、緊張感が増すばかりである。しかし、ハートフルな登場人物の個性が重苦しいストーリーの中和剤となり、物語全体のバランスを保っているのだと個人的に考えた。女性キャラクターの魅力筆者は女性の肉体美が好きなのであろう。本作でも、嘗め回すかのように女体の魅力を高い画力で表現し、強調している。入浴シーンが多いのもその...この感想を読む