ツァラトゥストラのあらすじ/作品解説

理解が深まる小説レビューサイト

小説レビュー数 3,368件

ツァラトゥストラ

4.004.00
文章力
4.50
ストーリー
4.50
キャラクター
4.50
設定
4.50
演出
5.00
感想数
1
読んだ人
2

ツァラトゥストラのあらすじ・作品解説

ドイツの哲学者F.V.ニーチェの代表的な著書。原書の発行年は1883年であり、日本では光文社や岩波書店から邦訳が出版されている。題名の後に「かく語りき」「こう語った」と続く事もある。 「神は死んだ」と叫び、自己克己による驚異的な精神力を得た「超人」への憧憬を描く一方、無知蒙昧な一般大衆に対する痛罵と皮肉を全編に展開している。哲学書ではあるが小説のような文体で表記されている。各章は主人公の断片的な旅とそこで出会う人々との会話の形を取り、「超人」思想を広めようとする主人公が徹底的に拒絶された挙句人々を侮蔑して去っていく、という展開で進む。各所で主人公の自問自答の形を取る事でニーチェ自身の思考の過程を示し、時に比喩や例え話を挟み噛み砕いて解説する、といった読者理解への配慮も為されている。 なおツァラトゥストラとはゾロアスター教の始祖のドイツ語表記であるが、同書の思想はゾロアスター教によるものでは無く、ニーチェ自身の思想である。

ツァラトゥストラの評価

総合評価
4.004.00
(1件)
文章力
4.504.50
ストーリー
4.504.50
キャラクター
4.504.50
設定
4.504.50
演出
5.005.00

評価分布をもっと見る

ツァラトゥストラの感想

投稿する

ツァラトゥストラに関連するタグ

ツァラトゥストラを読んだ人はこんな小説も読んでいます

ツァラトゥストラが好きな人におすすめの小説

ページの先頭へ