ツァラトゥストラの評価
ツァラトゥストラについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
ツァラトゥストラの感想
詩人哲学
この本ではツアラトゥストラが10年間山に引き籠った後に下界に下りたとあるがこれはまさしく仏陀と共通しているのである。そして、最近の研究ではニーチェが仏教や儒教の本を読んでいたことが判明した。まずこの話は隅にのけて続けると印象深いのが綱渡り師がロープを渡って歩いている途中で落下して死んでしまった時にツアラトゥストラは彼の遺骸を抱きかかえ「おお、この世で最も困難な仕事。それを君はやってのけたんだ。この様な芸当こそ真面目に見る必要がある。」と述べ、彼は遺骸を埋めると次の街に進んだ。ここで補足であるがヘビと鷲が出てくる時点で相当に宗教に固執しているのが分かるということだけ付け加えておく。