舞姫の評価
舞姫についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に小説を読んだレビュアーによる評価が5件掲載中です。
各項目の評価分布
舞姫の感想
舞姫。
高校の教科書で出てきた時は、文体に戸惑ってしまって「なにこれ!?意味不明!」と思いましたが、今となってはこの文体が大好きです。雅俗折衷というか、この森鴎外独特の文体が素敵ですよね。舞姫は特にドイツを舞台とした作品なので、ドイツ好きの私にとってはうれしいです。「クロステル通り」とか「エリス」とか、漢字が多い中に出てくるカタカナ文字の音がものすごく好きになりました。どうして学生の頃はこの素晴らしさが分からなかったのか(笑)。内容としてはバッドエンドの恋物語。帰国か、エリスか悩んだ末、豊太郎は帰国を選択する。エリスは発狂しパラノイア。豊太郎の選択はこれでよかったのかなぁ。