日曜日はマルシェでボンボンのあらすじ・作品解説
日曜日はマルシェでボンボンは、フランスを舞台に描かれたマンガである。集英社発行の少女漫画雑誌cookieにて2010年より掲載された本作は、 フランスに住む八歳の少し太めな少女、ジュリェッタが主役でありながらも、ジュリェッタの視点だけでなく、彼女を取り巻く様々な登場人物の視点から見た、オムニバス形式の作品である。 美味しい物やハンサムなフランス男性に眼がないジュリェッタは、友人の真面目な男の子マルタンと日々を楽しんでいる。ジュリェッタはハリウッドスターに憧れ、ダイエットなどにも励みながら、出逢いや離別などの様々な出来事を経験していく。日本人が抱きがちな高級感溢れるフランスの風景ではなく、極々一般的な家庭の少女を描いた作品である。 日曜日はマルシェでボンボンの作家は実際にフランス人結婚をし、フランスに在住しているため、憧れだけでは描くことが出来ないフランス人の姿をチャーミングな少女、ジュリェッタに込めて描いてある。
日曜日はマルシェでボンボンの評価
日曜日はマルシェでボンボンの感想
おませな女の子の奮闘記
自分なりの哲学を持つ女の子主人公のジュリエッタは,つかみどころのないませた子ども。妄想癖とこうだ!と決めたことへの異常なまでの行動力,あらゆることに影響を受けやすく冷めやすい性格は,まさにフランス人の女性を絶妙に表現しているのではないだろうか。ってそんなにフランスのこと知っているわけでもないが。イメージ的にね?自由で、したたかでおしゃれで、強いイメージだよ。彼女の織り成す世界に共感した人はかなりいるらしく、あっさりと終了をむかえてからも続きを描いてほしいとの声が多い。決めたら一直線。多少の逆境はものともせず,あの手この手で達成させてしまう。そして結果がどう転んだとしても,彼女はただでは起きない。シュールなときもあるが、必ず最後で楽しくまとめてくれる。ふてぶてしさと、かわいさがうまくコラボしている。どこの国でも地味な子と目立つこはいるもので,フランスでも髪色とか,見た目とか,趣味とかで分...この感想を読む