世界の果てでも漫画描きのあらすじ・作品解説
世界の果てでも漫画描きは、ヤマザキマリの漫画作品で、月刊オフィスユーにて2009年から連載を開始、単行本として3巻を刊行している。 今作品は、原作者本人が実際に経験した世界各地の文化や風俗、出来事をコメディータッチに描いている。 イタリア人の夫を持つヤマザキは、世界各地を転々と移り住みマンガを描いている。そのため使用するスーツケースはボロボロだし、ヤマザキにとって旅とは準備する面倒さや、現地で苦労するものであって楽しむものではないのだった。それでも旅をするのは、ヤマザキが幼い時にテレビで見た番組のレポーターでありディレクターのジャーナリスト・兼高かおるの存在があった。この人物は、世界150カ国を旅したという女性で、優雅な富裕層からジャングルの奥地の部族まで幅広く出会い求めて旅していたのである。 ヤマザキの人生最初の海外経験でもある、子供の頃の家族での香港旅行の思い出や経験を手始めに、人との触れ合いに味をしめてしまったヤマザキマリの世界旅行がはじまる。