美味い話にゃ肴ありのあらすじ・作品解説
居酒屋の第一人者の威名を持つ漫画家ラズウェル細木氏によるマンガ、美味い話にゃ肴ありは、ごくごく普通の居酒屋での出来事を美味しい肴と共に送る作品である。 舞台は居酒屋「酔庵」。ここには毎晩酒飲み達が美味しい料理と酒、最高のつまみとなる会話を楽しみにやってきている。繰り広げられるのは、サラリーマンたちの仕事帰りの会話。仕事の愚痴、家庭の愚痴、さらにはギャンブルの話しに至るまで、どこにでもある居酒屋での一風景を描いた本作。酔庵にやってくるお客さんに固定の登場人物はいないものの、居酒屋らしい常連客などにて、度々登場する者たちも見物である。 酒が入ったことにより気が大きくなりケンカが勃発したり、深刻な話が繰り広げられたり、今日もどこかの居酒屋で起きているだろうストーリーに、リアルな描写にて食欲をそそる酒の肴。一度ページをめくると、居酒屋「酔庵」に足を踏み込んだ気分に浸ることが出来る美味しいマンガとなっている。
美味い話にゃ肴ありの評価
美味い話にゃ肴ありの感想
居酒屋「酔庵」
高いクオリティを誇るラズウェル細木先生の作品の中でも最もキャラクターが立っていると思う作品です。他の作品同様、酒とつまみをメインにした作品ですが作中でキャラクターが結婚するなどストーリーが展開するところもその要因でしょう。舞台は、居酒屋「酔庵」。凄腕の料理の腕前を持つマスターとアルバイトのミカちゃん、酔庵を訪れる元ちゃんや社長などの常連たちによる酔庵の面白い光景が主な内容です。特にマスターが用意してくれる料理やつまみは非常に美味しそうで実際に酔庵を訪れて食事をしてみたくなります。あんな楽しいマスターと常連さんたちの輪に入れるならば間違いなく私も常連になっていると思いますね。