魚心あれば食べ心のあらすじ・作品解説
ラズウェル細木氏により、1998年よりつりコミックにて連載開始された魚心あれば食べ心は、魚好きな作者が魚好きに贈る、究極の魚が主体のマンガである。 主人公である坂菜は、自他ともに認める魚好き。起きてから寝るまで魚のことしか考えていないと言っても過言ではなく、何から何まで魚と共に生活を送る坂菜は、周りに呆れられてしまうほど、魚介類に対してこだわりを持っている。魚に対して一途な坂菜だが、根は優しくてどこか憎めないキャラクターである。 本作品ではメジャーな魚だけではなく、多くの魚介類が登場している為、マンガで楽しみながら様々な種類の魚介類を学ぶことが出来る。旬の魚や、魚介類に合わせた美味しい調理方法など、魚にまつわる食が満載であり、読んだら必ず魚を食べたくなる作品と言え、肉食化が進む現代において、魚を身近に感じることが出来るとストーリーとなっている。 作者のラズウェル細木の食に対する姿勢と、魚に対する愛が詰まった魚マンガである。
魚心あれば食べ心の評価
魚心あれば食べ心の感想
主人公の名前からして坂菜
酒とグルメのことならお任せ、ラズウェル細木先生による作品です。ラズウェル細木先生と言えばお酒に関するイメージが強いですが、この作品は釣りマンガ雑誌で連載されていることもあり魚に関する知識やネタが多く魚をメインに扱った作品となっています。主人公の名前も坂菜と言い、ラズウェル先生の作品としては珍しく既婚者です。彼はまさに三度の飯よりも魚が大好きで、魚に関することなら彼の右に出るものはいないでしょう。私もこのマンガで魚について知った知識も多く、今市場に出回っているししゃもの大半はカペリンという代替魚だとかメゴチとは通称で、本当の名前はネズミゴチというだとか実に様々な魚に関する雑学を覚えてしまいました。もちろんマンガとしても普通に面白いので、魚に関することを除いてもオススメのマンガですよ。