黒薔薇アリスの評価
黒薔薇アリスについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が3件掲載中です。
各項目の評価分布
黒薔薇アリスの感想
今度は自分が愛されたいと願う悲しい男の物語
不幸を呼び寄せる男ディミトリテノール歌手としてブイブイ言わせていた色気ダダ漏れの男・ディミトリ。1908年のヨーロッパで、自分の歌声をどうにか認めさせるために枕営業もやり、愛する女性を思い浮かべながらがんばる彼。切なげなのがまた色気あるよね…。そんな彼にも親友・テオがいた。テオは、ディミトリがテノール歌手として活躍できるように舞台をセッティングしてくれたり、貴族という身分に囚われずに平民のディミトリに接してくれた唯一の人だった。ディミトリが性的虐待を受けて苦しんでいるときにも乗り込んで救ってやった彼は、まさに救世主。ディミトリにとってのテオは光であり、そして愛する女性・アニエスタの婚約者でもあり、テオのためには引かねばならないと思える、そんな相手だった…。この時点でもはやドロドロの予感。まさかここから転落しまくって闇になるとは思わないよね。ディミトリは場所にはねられて即死・ヴァンパイアの器...この感想を読む