樹魔・伝説のあらすじ・作品解説
「樹魔・伝説」（じゅま・でんせつ）は、集英社が発行していた少女漫画雑誌「ぶ～け」の1979年12月号に掲載された「樹魔」と、「ぶ～け」1980年5月号と6月号に掲載された続編である「伝説-未来形-」からなるSF漫画作品。両作品をまとめた単行本を発刊する際に今タイトルがつけられた。作者は代表作に「イティハーサ」が挙げられる水樹和佳（現・水樹和佳子）によるSF漫画作品。 流星群による大災害の爪痕が残る西暦2500年の地球が舞台。「樹魔」では、南極で発見された謎の植物からなる森を調べるために派遣された科学者イオ・フレミングが、森の中で少女ディエンヌと出会うことから始まる物語を描き、「伝説」では、停滞する宇宙開発に進歩をもたらすために、大科学者ツァラ・ラダを冷凍睡眠から目覚めさせるという物語を描く。 単行本はぶ～けコミックス、造美社コミックス、ハヤカワ文庫JAからそれぞれ全1巻が発売されている。ぶ～けコミックス版は「伝説」に20ページの加筆がなされている。
