ファントム・ペインの評価/評判

チームの過去が明らかになる。

元警察官の山縣の下で探偵として働く真田省吾と、そのチームのお話第３弾です。今回も、前作２つと同様、テンポ良く話が進んでいくので、どんどん読み進められます。いつもと同じく、志乃の見る予知夢からまだ起こっていない殺人事件を未遂に終わらせるため奔走するチームですが、今回はチームメンバーの過去に関する人物が出てきてメンバーの過去が明らかになっていきます。予知夢に関する男は、山縣が警察官時代に出会った人を殺すこととに痛みを感じない男、というもので山縣の過去の事件の決着という感じで話が進みます。途中、公香の過去も明らかになりこの人には、ここまで頑張ったご褒美に幸せになって欲しいと思いました。なぜ、こんなにも思い入れをもって事件に挑むのかがわかります。