十五少年漂流記のあらすじ・作品解説
「十五少年漂流記」は、1888年にシ ェーヌ・ヴェルヌによって書かれた、少年向けの小説である。「十五少年漂流記」というタイトルは意訳であり、1951年に新潮社から子供向けに内容を簡素化したものを本タイトルで出版した。1968年には、福音館書店より、原作に忠実な内容の小説を、原題を日本語に直訳した「二年間の休暇」として刊行された。 この物語は、同じ寄宿学校に通う15人の少年が、休暇を利用してニュージーランドへの船旅に出たところ嵐に遭い漂流し、無人島へたどりつき、少年たちだけで島の秩序を決め生活し、やがて島を脱出するまでを書いた冒険小説である。15人の少年たちはそれぞれ国籍や家庭環境が異なるため、対立し時には溝を深めることもありつつも、互いの知恵や勇気を分かち合いながら、助け合い生き抜く様子が描かれている。 1987年にフジテレビ系列・日本アニメーション制作で、「瞳のなかの少年 十五少年漂流記」としてアニメ化された。
