なめとこ山の熊の評価
なめとこ山の熊の感想
なめとこ山の熊
はじめ「なめこと山の熊」だとタイトルをずっと間違えて読んでいた作品。今でもやっぱり間違えて読んでしまいます。宮澤賢治の作品に出てくる固有名詞って独特ですよね。主人公の猟師は殺したくなくても熊を殺さなければならない、熊を殺すことによって猟師自身が傷つき、そしてそれでお金をもうける。だけども最後は熊に殺されてしまう。猟師のお仕事は本当に大変です。そして実際に、今もそういう猟師のような人が沢山この地上に存在しているわけで。誰もこういう嫌な仕事には目をそむけがちですが、やっぱりこういう人がいることを知ることっていうのは一番大切なことであると思います。それを提起している宮澤賢治はすばらしいですね。