ブラッドラッドのあらすじ・作品解説
ブラッドラッドは、2009年より角川書店・月刊ヤングエースに連載されている小玉有起が描く日本の漫画。2015年2月現在コミックスは12巻まで刊行されている。スピンオフ作品やノベライズも出ている。2013年7月から9月にはテレ玉、tvk、TOKYO-MX、サンテレビ、TVQ九州放送、チバテレビなど独立局でアニメ放送された。 東魔界でナワバリボスをしている吸血鬼・スタズ。ナワバリボスとしてのクールな一面とは別に、ゲームや漫画などジャパニーズカルチャーをこよなく愛する。そんなある日彼のナワバリ内に、女子高生・柳冬実が迷い込んでくる。直に生の人間を見るスタズは沸き起こる気持ちの整理がつかないなか、ナワバリへの侵略者を撃退している間に冬実はモンスターに襲われ幽霊となってしまう。冬実を必ず生き返らせると血意し、その方法を探すべくナワバリを空けることに。様々な人物が登場し、繰り広げられるシュールバトルアクション漫画。
ブラッドラッドの評価
ブラッドラッドの感想
王道少年漫画
すごくシンプルで内容も設定も王道少年漫画だと思います。現在ではアニメ化されていて、アニメではどうもギャグアニメっぽくなっているらしく原作のイメージダウンになっているのではないかと思います。アニメ見てがっかりした、というかたには原作を読んでいただきたいです。ヒロインが始まってすぐ死亡するところははじめて読んだときに度肝を抜かれました。伏線がだらだらと続いてかったるい感じで疾走感はありませんがまあまあおもしろいです。おもしろいのですが、どのキャラクターがどう魅力的とも言えず、普通です。もう少しテンポがよくて、戦闘がメインなのか、ギャグがメインなのか、ジャンルがはっきりしていればもっとおもしろくなったと思います。
コメディ
ヤングエース連載で、アニメ化もしてますね。角川らしい内容です。吸血鬼の主人公と、幽霊になったヒロインなどが中心のお話です。コメディ路線は楽しくて好きです。ですが私が女性目線だからだと思うのですが、ヒロインがかわいそうすぎます。自分の部屋に通り道のカーテンを置かれた不運から始まり、不良な吸血鬼達に囲まれ絡まれ、リーダーの所に連れていかれたら不在の間に食われ幽霊に…。しかもガイコツが残っているという生々しさ…。ギャグコメディな雰囲気だからよかったものの、一見大分シリアスで、不幸すぎるお話です。あと幽霊として人間界に帰るのも悲しすぎます。周りの反応がつらい。でも普通に見たらただ楽しい漫画だと思いますので、あまりヒロインに感情移入しないようにして楽しみたいと思います(笑)