新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ/作品解説

新世紀エヴァンゲリオンのあらすじ・作品解説

新世紀エヴァンゲリオンは監督庵野秀明で、GAINAX原作のSFアニメである。1995年にアニメが放映開始された。1997年にアニメ本編とは違った結末を描いたもの、2006年には本編を再構築し新しいストーリーを描いた劇場アニメが公開された。第18回日本SF大賞や日本アカデミー賞をはじめ、多数の賞を受賞している。貞本義行による漫画は2013年6月に完結しており、アニメ本編や劇場版とも違った結末が描かれている。コミックスは全14巻。ストーリーはセカンドインパクトという大爆発が起きたのちの世界で、主人公の碇シンジは様々な葛藤を抱えながらも、エヴァンゲリオンという名の人造人間兵器に乗り、使徒と呼ばれる謎の敵と戦う。キャラクターデザインやストーリー展開が話題となり放送とともに着実にファンを増やしていった。2007年時点では、関連商品の総売上金額が1500億円を超す人気作である。

新世紀エヴァンゲリオンの評価

総合評価: 3.753.75; (2件)

画力: 4.254.25

ストーリー: 4.004.00

キャラクター: 3.753.75

設定: 3.503.50

演出: 3.503.50

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新世紀エヴァンゲリオンの感想

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漫画版エヴァを希望のある最終回を導いた大人キャラクター達

どうして漫画版エヴァの結末はアニメ版より明るいのか。『新世紀エヴァンゲリオン』といえば、1990年代のアニメ界を震撼させた有名作である。未知の敵と戦うロボットバトルアニメとしてのつくりをしていながら、その実は主人公である14歳の少年、碇シンジの内面葛藤を克明に描いた哲学的内容が話題となった。そしてなによりこの作品がアニメ史上類を見ないものとして決定づけたのが、ひたすらシンジが自問自答を繰り返した末、自己を肯定する「だけ」を30分にわたって繰り広げた最終回「世界の中心でアイをさけんだけもの」である。さらに1年後に公開された映画ー「新世紀エヴァンゲリオン劇場版Air / まごころを、君にThe End of Evangelion」（EOE）で実はこの最終回は真の最終回の一部に過ぎなかったことが明らかになった。しかし、そのラストは希望があるとはいいがたい。シンジは他者との触れ合いを望んで、「他人がいる現実」に帰還したものの、帰還先...この感想を読む

5.05.0

梅干し
2017/09/29

364view
3862文字

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素直に面白い

気弱な青年のシンジは父のゲンドウに呼ばれネルフを訪れることで今までの生活とは全然違う人生を送ることになる。父の愛情を知らず、父に必要とされていると思いたいシンジとファーストインパクトで帰らぬ人となった妻のユイを生き返らせたいゲンドウとの気持ちの擦れ違いで悩むシンジの心境をとてもリアルに描けていると思う。そのほかにも、強気な性格だが実はシンジと同じで親の愛情を知らないアスカ、クローンだが人の感情を持つことで人を愛そうとするレイの3人の子どもたちを中心に展開していく話は一度見ただけでは理解をするが難しいほど深い話で、何回か見ることでやっと理解できた。ゲンドウはユイを生き返らせるために使徒を利用し、人類補完計画を実行するためにシンジをエヴァンゲリオン初号機に乗せ使徒と戦わせようとする。使徒と戦い、アスカとレイと過ごす時間が長くなるにつれて自立していくシンジの姿は思春期を迎え少しずつ自立していく...この感想を読む

2.52.5