惡の華のあらすじ・作品解説
惡の華は、講談社・別冊少年マガジンに2009年から2014年にかけて連載されていた押見修造の描く日本の漫画。コミックスは全11巻が刊行されている。2013年4月から6月にはTOKYO-MX、テレ玉、チバテレビ、tvk、群馬テレビ、サンテレビ、KBS京都などでアニメが放送され、アニメは原作の絵とは違う、実写風のロトスコープを用いた作品となっている。 読書が好きで、ボードレールに傾倒する男子中学生の春日高男。彼は同じクラスの美少女の佐伯奈々子に密かに想いを寄せていた。ある日の放課後、誰もいない教室でほんの出来心から彼女の体操服を盗んでしまう。しかし、その様子をクラスの問題児・仲村佐和により目撃されてしまう。仲村からこのことをばらされたくなかったら要求に従うよう脅され、行動をともにすることになる。そんななか意外なきっかけで佐伯と付き合うことになる。恋心と罪の意識の間で矛盾に苛まれれ苦悩する青春物語。
惡の華の評価
惡の華の感想
不思議な感じになりました。
クソムシが、この言葉がとても印象的です。中学生のちょっと青春な話っぽいんですが、一人の可愛い少女と狂った少女と思春期の少年がでてきます。狂った少女は、狂った世界が見たいそうで、体操着を盗んでしまった少年に事あるごとに命令していきます。なんか、人がアタフタしている姿を見るのが面白そう…。でもちょおとしたことで勇気を見せちゃって、可愛い少女からは好かれたみたいです。クラスで孤立している子を庇えば周りからハブられてしまう、今の現代によくあることですがそんな内容が繊細に描かれているような気がしました。体操着を盗んだからって何かしたわけじゃなく、むしろそれをネタに脅されてるんで可愛い少女と遊ぶ約束をしても狂った少女に可愛そうな命令を繰り出されるだけでした。教師に向かってクソムシが!っていうのは気分よかったですが、白紙のテストはどうなんだろって思いました。
変態
惡の華は、少年マガジンKCから発売されている押見修造先生のマンガです。マンガ大賞2012にもノミネートされた注目作品です。主人公の少年春日が、一瞬の気の迷いから、好きな女子の体操服を盗んでしまい、その瞬間をクラスメイトの女子の仲村さんに見られてしまうというところから、お話が始まります。思春期の生々しい感情を、大胆に描いており、正直好き嫌いがはっきりわかれる作品だとおもいますがすごく存在感のあるマンガだと思います。この仲村さんがすごく変態で狂気じみてて、読んでいて気分がわるくなることすらあるんですがなんせ一度読んでしまったが最後、続きが気になるんですよね。興味あるかたはぜひ!
思春期
この表紙のインパクト、半端ないです(笑)しかも、このセリフを言った相手は担任教師だという。仲村さんの考えてることが、まるでわからないのにストーリーは、ずんずんと先へ進んでいく不可解さ。主人公の春日くんだけじゃなく、読んでるハズのこっちまで一緒に仲村さんにひたすら振り回される感じが、なんとも言い難い感覚。でも、男の子ってそうなんですね。女神とか言ってる相手なのに、ニオイ嗅いじゃうんだ。意中の人に「カッコよかった」って言われた時の春日のにへら顔。浮かれる気持ちはわかるけど、あんなの仲村さんじゃなくてもイラッとするわ。仲村さんってば「わたしと契約しよう」って…。思わず、ココロの中で「それじゃ悪魔だよ」ってツッコミました。彼と一緒に振り回されることを楽しんで読めたら結構面白いだろうし、ハマるかも。
惡の華の登場キャラクター
木下亜衣
よみがな:きのしたあい 性別:女性 国籍:日本 所属:ひかり市立南中学校2年1組→群馬県ひかり市 性格:気が強くややキツい ポリシー:潔癖 特徴:率先して場を仕切る 価値観:仲村を嫌い春日を軽蔑している 欠点:度量は広くないため、感情が表に出やすく取り乱しやすい面がある 存在:女子のリーダー的存在
常磐文
よみがな:ときわあや 性別:女性 国籍:日本 所属:みぎわ高校 性格:快活 特徴:男子に人気がある 趣味:文学好き 容姿:スタイルの良い美人 志望:小説家 ファン:島田荘司や筒井康隆のファン
佐伯奈々子
よみがな:さえきひなこ 性別:女性 国籍:日本 性格:真面目 ポリシー:保守的 特徴:周囲からはしっかりした優等生のイメージを持たれている 価値観:面では周囲の期待に迎合している自分の在り方に漠然とした虚しさを感じている 家庭環境:裕福な家庭 悩み:自己不一致 雰囲気:美少女かつおしとやかな雰囲気