三つ目がとおるの評価
三つ目がとおるについての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に漫画を読んだレビュアーによる評価が1件掲載中です。
各項目の評価分布
三つ目がとおるの感想
壮大な古代ロマンとファンタジーの融合
悪と善の入れ替わりの描写が軽快で心地よい主人公の写楽保介は不思議な三つ目の持ち主で、普段はその三つ目部分をバンソウコウで覆っている。バンソウコウを貼っている普段の彼は幼稚園児と遊ぶような無邪気な心の持ち主で、とても中学2年生とは思えない。しかし一旦そのバンソウコウがはがされて三つ目が出ると、驚異的な知能と不思議な超能力の持ち主に変化するという、いわゆる“封じ込め型”のストーリーとなっている。読み始めた時はこの写楽保介の不思議な生い立ちとその生き方がずっと物語として展開していくのだと思っていたのだけど、実際はほとんどの物語が一話完結で、短い話がずっと収められている形となっている。個人的にはこの形はどこかで飽きが来るのではないかと思ったのだけど、短いながらも印象的な話が多く、確かに飽きてきたなと感じたところもあったけれど、また別の話で盛り返す(時折入ってくる三話分くらいの長編ストーリーなど...この感想を読む