ターヘルアナ富子のあらすじ・作品解説
ターヘルアナ富子は、徳弘正也の原作漫画である。週刊少年ジャンプ誌上にて1986年の22号から同年36号まで連載され、1990年7月までに単行本全2巻を刊行している。 徳弘正也の原作の「シェイプアップ乱」や「ジャングルの王者ターちゃん」などに共通するギャグセンスがあり、バトルなどを含まずギャグ漫画として一貫していることが特徴となる。 タイトルは、ドイツ人医師のヨーハン・アンダーム・クルムスの解剖学書「ターヘル・アナトミア」にかけており、日本で知られる解体新書はドイツ語からオランダ語訳を経て、日本語訳化されたものである。 主人公は、小さな亀田病院を営む両親の娘である亀田富子。医師資格持ってはいないが小さな時から父親の医療行為を見ているため、見よう見まねで手術を含む施術もしている。そんな富子には天童空也という幼馴染みがいて、亀田病院に隣接する寺院の息子である。こんな二人がドタバタ騒ぎを起こすのだった。
