魔探偵ロキのあらすじ・作品解説
魔探偵ロキは、木下さくらによる日本の漫画作品である。月刊少年ガンガンにおいて、1999年から2002年の間に全34話が掲載されていた。単行本は全部で7巻発売されており、マッグガーデンにおいて続編の連載が開始された際には、表紙イラストなどが変更された新装版も全部で7巻発売されている。 主人公は、北欧神話における邪神であるロキであり、神界で罪を犯した罰として、子供の姿に変えられ、人間界へと落されてしまう。神界に戻るためには、魔のエネルギーを集める必要があるため、探偵社の探偵として数々の事件を解決しながら人間の魔を集めていく。当初はミステリー要素の多いストーリー展開であったが、終盤に近づくにつれて、次第にファンタジー要素の方が強くなっていった。 続編と同じタイトルでテレビアニメーション化も行われており、テレビ東京系列において、2004年の4月から9月まで全部で26話が放送された。2003年と2005年にはゲームも発売されている。
魔探偵ロキの評価
魔探偵ロキの感想
ホラーミステリーを小さな神様たちがゆるく取り巻く
そこそこにいいことを言っている実は神だったロキが、神界を追放されて人間界へやってきた。人間界で悪をがんばって落としていけば、いずれ神界へ戻してくれる。そんな理由から人間界で探偵としていろいろな事件を解決し、悪をさばいていくこの物語。第1話の時点で、ホラー…?っていうくらいの首切断事件が起こっており、どんな感じで解決するのかと思いきや…犯人はストーカーからサイコパスっぽくなってしまった人物で…結局自殺という形で犯人が死ぬという…追い詰めたのはロキだし、悪を落として結果的にこんな感じで死んじゃってセーフなの…??という疑問も出なくはありません。(笑)あまり描写が細かくはないのでそんなに怖くはないのですが、第1巻で解決しなければいけなかった事件はけっこう暗いお話でした。その後は事件解決というよりも、神々の争いみたいになっていくので、話の方向はずれていきます。そんな中でもなぜ読み進めていけたかと...この感想を読む
北欧神話系推理物
北欧眒が大活躍の漫画。第一巻はとっても探偵ものの推理物になっています。でも徐々に神話の話に繋がっていったような気がする。うろ覚えですが。作者の木下さくらさんが不思議の国のアリスが大好きなそうで、絵もエキセントリックな感じで個性があってとても好きです。1巻は現在の絵とは全然違いますが、私はこのころのふにゃふにゃした感じの絵が大好きです。時折見せるようなデフォルメされたイラストもとってもかわいい!動物とかの書き方がすき。そしてえっちゃん!あの子はとてもかわいいです。ああいうよくわからない小さめのキャラクターのデザインが、この作者さんはお上手だなと思います。