苦役列車の評価
苦役列車についての評価と各項目の評価分布を表示しています。実際に映画を観たレビュアーによる評価が2件掲載中です。
各項目の評価分布
苦役列車の感想
森山未來が怖くて、観る勇気がなかった映画
怖いけど観たい。観たいけど怖い。以前からずっと気になっていた映画『苦役列車』。どうして今まで手に取らなかったのかといえば、森山未來が怖かったからです。私の知る限りでは、とてつもないダメ男、究極のろくでなし男、狂気的に薄情な男を演じさせたら、彼の右に出るものはいないとずっと感じていました。ゆえに、なんとなく内容を知っているこの映画の主人公・北町貫多のズタボロ人生を森山未來が演じるとなれば、そりゃもう怖くて、そう簡単に手を出すことなんて出来ませんでした。そしてこの度、その恐怖を押しのけてさえもこの映画を観た感想を率直に言うと、私の予想を全く裏切ることのない、予定通りの垂直ゲロレベルに気持の悪い男の人生を思いっきり魅せつけられてしまいました。オープニングすぐからの、ご飯を口いっぱいに頬張ったままゲヘゲヘと汚らしく笑う引き攣った笑顔に、今にもすえた匂いが漂ってきそうな黄ばんだTシャツ、安い酒で...この感想を読む