ホビット 思いがけない冒険の感想一覧
映画「ホビット 思いがけない冒険」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
最高の映画
2012年に公開されました、久しぶりの、ロードオブザリングの作品。待ち遠しくて、仕方がありませんでした。映画館で、公開上映がはじまるとともに、観にいきました。この映画では、ホビット族の一員が主人公になります。初回公開の、ロードオブザリングでは、わき役だったために、今回のストーリーでは、ホビットと、エルフ族が最前線で、活躍しております。ストーリーとしては、単純で、わかりやすい内容でした。子供でも楽しめるようなストーリーです。ゴラムがでてくるシーンでは、ロードオブザリングからのファンにとっては、ゴラムの出番は、待ち遠しかった場面でした。いままでの作品同様、変わらないゴラムでした。この映画では、メインではないものの、ゴラムとビルボが戦うシーンが、なかなか、みごたえがあり、観るものをひきつけてくれます。トーリンは、良い人ですが、アーケン石を取り戻したいと願い、次第に、アーケン石にとりつかれ、人柄が...この感想を読む
愛すべき、可愛いおっさん。
ホビット。タイトルはホビットだが、物語のメインとなるのはドワーフたちだ。原作未読、予備知識無しでこの作品を鑑賞した私にとって、これはなかなか意外だった。ロードオブザリング(以下LOTR)の中では、ドワーフの全盛期は終わってしまったように思われたからだ(ギムリには申し訳ないけれど)。栄枯盛衰、盛者必衰。日本でも平家が滅びて鎌倉幕府が開かれたように、歴史は必ず滅びと再生を繰り返す。そしてそれは中つ国の歴史においても例外では無いのだろう。原作者であるトールキンが、いかに生々しく、リアルな世界を構築していたかが伺える。さて、この物語の主人公はビルボである。ビルボ・バギンズ。これはLOTRを鑑賞した人にとっては、懐かしく、けれど妙に不吉なものを感じさせる名であろう。「あいつか!」と思ったのは多分私だけでは無い筈だ。LOTRにおいて、心優しきフロドが生命を擦り減らす過酷な旅に出ることになったのは、そもそもビルボが...この感想を読む
ロード・オブ・ザ・リングに続く話がここに
ホビットに登場するいろいろな種族この映画ではタイトルが「ホビット」というだけで、ホビット族で主にでているのはビルボ・バギンズだけです。身長は約1メートルと人間の約半分ぐらいの大きさの種族です。争いや冒険などは本来苦手で、ホビット庄の中で穏やかに暮らす人たちが多いようです。人をもてなすのは大好きで、どの家も貯蔵庫にはたくさんの食べ物を蓄えているということです。そのためドワーフたちが突然、たくさん家に押しかけても食べるものがあったんですね。しかし、ビルボはホビットの中でも好奇心が強く変わり者だったようです。ホビット以外にもいろいろな種族が出てきます。主に出てくるのがドワーフです。はなれ山をドラゴンに奪われ13人のドワーフたちが故郷を取り戻すべく冒険に出ます。鉱石の採掘と加工にすぐれた技術を持った種族です。石頭でガサツなその習性は最初ビルボには理解しがたいものでしたが、愉快で頼もしく熱い情をもっ...この感想を読む
うまい映像化
ロード・オブ・ザ・リングを観た人なら絶対観るべき映画だと思う。共通のキャラクターがいることもさりながら、ロード・・・の最初の部分の解説的なところもあって、「ああ、このシーンからああいうふうになったんだな。」とか思いながらも楽しめる。ドワーフ達のキャラクターが少し原作と趣きが違うなあというのが不満だが、彼らの歌う歌、演奏する音楽などよく再現できたと感心する点もあり総合的には満足のいく出来具合だと思う。ゴブリンもよくできていて、ユーモラスな面さえも感じさせる。彼らが乗る狼、顔の丸い感じがしてどうしてもあまり恐ろしくは思えないのだけれど、その分乗ってるゴブリンが怖いから合格点だと思う。彼らの旅も始まったばかりから冒険の連続でいろいろと楽しめる。