死のうと思った。何回も、何回も。・・・そんなときに赤ちゃんが自分で下りちゃった。私のために自殺したんだ。きっと、私の人生を考えてくれたんだって、そう思わないと、生きられなかった。
久保田ゆき
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映画レビュー数 5,784件
遺品整理の仕事をしていくことによって、冷めた心に火が灯り出していきます。人が死ぬのは本当に呆気なくて、一瞬で命が無くなります。その時、その人は、大事な気持ちを大事な人に伝えられていたのか…伝えられないまま、伝わらないままの人が多くて切なかったです。命を繋げる作業は、誰かがそこに居て、生きていたことを知るだけで、癒されて、所謂ちゃんと成仏出来るみたいなそんな感じなのかなぁと思いました。それが、遺品整理の仕事なのかなぁと感じました。命は儚いけど、だから大切なんだよなぁって、当たり前のことを納得できた作品です。期待もせずに観て、終わり方がまた悲しく、切なく、涙が出てしまいました。良かったです。
よみがな:ながしまきょうへい
よみがな:くぼたゆき
よみがな:さそうひろし
久保田ゆき
ある日、遺族の男にちょっと手をつかまれただけで大げさに悲鳴を上げたゆき。心配した杏平は気晴らしに二人で出かけた。ラブホテルで、ゆきは杏平に、高校生の頃に同級生からレイプされ、妊娠が判明したとき、何度も何度も自殺未遂をしたこと、そして流産したことを泣きながら告白した。また、レイプ相手の子供だが一つの命を失くしたことで、今もゆきは自分自身を責めていた。
佐相博
高校時代に人間関係で心が壊れ躁鬱病に苦しんだ杏平。高校卒業から3年後、杏平は遺品整理業者で働き始めた。ある遺品整理の日、杏平は、タンスの中から多くのエッチなビデオを見つけてしまう。佐相の指示で処分として箱詰めし、トラックに積み込む際に箱を落とし、それらを付き添いの妹に見られてしまう。その時、佐相が妹さんに貴重品と焼き物を見せ、話題をそらした。そして、妹さんが帰ったあと、佐相はこの仕事について話す。
佐相博
高校時代に人間関係で心が壊れ躁鬱病に苦しんだ杏平。高校卒業から3年後、杏平は遺品整理業者で働き始めた。ある遺品整理の日、杏平は、多くのエッチなビデオを処分として箱詰めし、トラックに積み込む際に落としてしまい、付き添いの妹に見られてしまった。その時、佐相が妹さんに貴重品と焼き物を見せ、話題をそらした。そして、妹さんが帰ったあと、佐相はこの仕事は故人のメンツを守る仕事だと話すが・・・。