アントキノイノチの名言/名セリフ

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アントキノイノチ

4.004.00
映像
4.00
脚本
4.00
キャスト
4.00
音楽
4.00
演出
4.00
感想数
1
観た人
1

アントキノイノチの名言

アントキノイノチの名言集です。現在12件が登録されています。

死のうと思った。何回も、何回も。・・・そんなときに赤ちゃんが自分で下りちゃった。私のために自殺したんだ。きっと、私の人生を考えてくれたんだって、そう思わないと、生きられなかった。

久保田ゆき

ある日、遺族の男にちょっと手をつかまれただけで大げさに悲鳴を上げたゆき。心配した杏平は気晴らしに二人で出かけた。ラブホテルで、ゆきは杏平に、高校生の頃に同級生からレイプされ、妊娠が判明したとき、何度も何度も自殺未遂をしたこと、そして流産したことを泣きながら告白した。また、レイプ相手の子供だが一つの命を失くしたことで、今もゆきは自分自身を責めていた。

生きるつうってことはさあ、すっごく恥ずかしいことだ。・・・それをきれいに掃除して、その人のいいものだけ残してあげて、亡くなった人のメンツを守ってやるってことがさ、俺たちの仕事だ。

佐相博

高校時代に人間関係で心が壊れ躁鬱病に苦しんだ杏平。高校卒業から3年後、杏平は遺品整理業者で働き始めた。ある遺品整理の日、杏平は、タンスの中から多くのエッチなビデオを見つけてしまう。佐相の指示で処分として箱詰めし、トラックに積み込む際に箱を落とし、それらを付き添いの妹に見られてしまう。その時、佐相が妹さんに貴重品と焼き物を見せ、話題をそらした。そして、妹さんが帰ったあと、佐相はこの仕事について話す。

仏さんにはメンツもくそも、ほんとはねえのかもしんねえな。

佐相博

高校時代に人間関係で心が壊れ躁鬱病に苦しんだ杏平。高校卒業から3年後、杏平は遺品整理業者で働き始めた。ある遺品整理の日、杏平は、多くのエッチなビデオを処分として箱詰めし、トラックに積み込む際に落としてしまい、付き添いの妹に見られてしまった。その時、佐相が妹さんに貴重品と焼き物を見せ、話題をそらした。そして、妹さんが帰ったあと、佐相はこの仕事は故人のメンツを守る仕事だと話すが・・・。

あの時の命が、私を救ってくれたの。でも、今でも毎日、考えるよ。あの子の命は、なんだったんだろうって。その代わりに生きてる私は、なんだったろうって。それでいいの?

久保田ゆき

ある日、遺族の男にちょっと手をつかまれただけで大げさに悲鳴を上げたゆき。心配した杏平は気晴らしに二人で出かけた。ラブホテルで、ゆきは杏平に、高校生の頃に同級生からレイプされ、妊娠が判明したとき、何度も何度も自殺未遂をしたこと、そして流産したことを泣きながら告白した。そして、レイプ相手の子供だが一つの命を失くしたことで、今もゆきは自分自身を責めていた。

俺も、自分が、どうして生きているのか、分からねえ。けど、生きてる。

永島杏平

ある日、遺族の男にちょっと手をつかまれただけで大げさに悲鳴を上げたゆき。心配した杏平は気晴らしに二人で出かけた。ラブホテルで、ゆきは杏平に、高校生の頃に同級生からレイプされ、妊娠が判明したとき、何度も何度も自殺未遂をしたこと、そして流産したことを泣きながら告白した。そして、ゆきは自分が生きていていいのかと杏平に聞いた。杏平はこう答えた。

あれ、頭から消えない・・・私は忘れられない・・・。私はちゃんと生きたい。

久保田ゆき

ある日、風俗店で働く母親が男友達と遊びたいために、自分の幼い姉妹を閉じこめて餓死させたという部屋での作業中に、ショックを受けるゆき。ゆきは、泣きながら、赤ちゃんの服を手にして、こう言葉を残して、そのまま遺品整理業者『クーパーズ』を辞めてしまった。

関係ないじゃ、俺たちみたいになるんです。関係ないじゃ、俺たちみたいに壊れるんです。

永島杏平

ゆきが会社を辞めてしまった後も、杏平は遺品整理を続けた。ある日、36歳のときに家庭を捨てた岸本希美子という女性の遺品整理があった。その遺品の中に子供宛の多くの手紙があった。遺族の岡島あかねは遺産も含め全処分を求めてたので、佐相は手紙も処分するように杏平に命じたが、杏平は、佐相の指示を破り、遺族に届けようと岡島あかね宅を訪ねた。あかねは受け取りを拒否するが、杏平はこう言い残して、手紙を置いて帰った。

残された遺品たちはいろんなことを語りかける。

永島杏平

ゆきが「私はちゃんと生きたい」と言い残して、会社を辞めてしまったその後も、杏平はただひたすら毎日、遺品整理を続けた。杏平は「テレビは亡くなった人の話し相手だったのかもしれない。暖かな色のランプは落ち込んでいた人を明るく照らして元気づけたのか。使い込まれた鍋は毎日の食事を食べやすくしてくれた」と思いながら遺品整理をしていた。

人間は死ぬときはひとりだ。死はひとりで迎えるしかないのだ。生きるには、誰かとつながっていたい。

永島杏平

ゆきが「私はちゃんと生きたい」と言い残して、会社を辞めてしまったその後も、杏平はただひたすら毎日、遺品整理を続けた。そして、遺品整理をする中で、杏平は、こう思うようになり、誰もいなくなった部屋で写真を撮っていたゆきの気持ちがわかった気がした。

全部、あの時の命なんだ。あの時、亡くなった命が、今、ゆきちゃんにつながって、俺、ゆきちゃんに会えた。

永島杏平

杏平は、ゆきの母親に彼女の居所を聞いて、ゆきに突然、会いに行った。戸惑うゆきに、杏平は「ずっと、考えてた」と言って、自分の気持ちをゆきに告白した。

あの時、亡くなったあの子の命が、今の私につながってるって。永島君も同じなんだって思った。あの時、亡くならなかった命が、永島君とつながってる。だから、永島君もここにいる。忘れなくてもいいんだよね。

久保田ゆき

海岸を歩く杏平とゆき。ゆきは、以前、彼女が働いている老人ホームに来たときの永島君からの言葉を受け止めて、杏平にこう言った。

心の奥ではぐるぐると邪悪なものが渦巻いてるのに、人前だと穏やかな空の下にいるようにみせかける。それを誰もが了解していた。

永島杏平

杏平が、高校時代の生活(軽度のきつ音者で、緊張するととっさに言葉が出ない。この障害に加えて大人しめな性格ということもあり、同級生や所属していた山岳部の部員にからかわれていたこと)を思い出し、当時のみんなの雰囲気を表した言葉。

アントキノイノチの感想

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