死のうと思った。何回も、何回も。・・・そんなときに赤ちゃんが自分で下りちゃった。私のために自殺したんだ。きっと、私の人生を考えてくれたんだって、そう思わないと、生きられなかった。
久保田ゆき
理解が深まる映画レビューサイト
映画レビュー数 5,784件
アントキノイノチの名言集です。現在12件が登録されています。
久保田ゆき
ある日、遺族の男にちょっと手をつかまれただけで大げさに悲鳴を上げたゆき。心配した杏平は気晴らしに二人で出かけた。ラブホテルで、ゆきは杏平に、高校生の頃に同級生からレイプされ、妊娠が判明したとき、何度も何度も自殺未遂をしたこと、そして流産したことを泣きながら告白した。また、レイプ相手の子供だが一つの命を失くしたことで、今もゆきは自分自身を責めていた。
佐相博
高校時代に人間関係で心が壊れ躁鬱病に苦しんだ杏平。高校卒業から3年後、杏平は遺品整理業者で働き始めた。ある遺品整理の日、杏平は、タンスの中から多くのエッチなビデオを見つけてしまう。佐相の指示で処分として箱詰めし、トラックに積み込む際に箱を落とし、それらを付き添いの妹に見られてしまう。その時、佐相が妹さんに貴重品と焼き物を見せ、話題をそらした。そして、妹さんが帰ったあと、佐相はこの仕事について話す。
佐相博
高校時代に人間関係で心が壊れ躁鬱病に苦しんだ杏平。高校卒業から3年後、杏平は遺品整理業者で働き始めた。ある遺品整理の日、杏平は、多くのエッチなビデオを処分として箱詰めし、トラックに積み込む際に落としてしまい、付き添いの妹に見られてしまった。その時、佐相が妹さんに貴重品と焼き物を見せ、話題をそらした。そして、妹さんが帰ったあと、佐相はこの仕事は故人のメンツを守る仕事だと話すが・・・。
久保田ゆき
ある日、遺族の男にちょっと手をつかまれただけで大げさに悲鳴を上げたゆき。心配した杏平は気晴らしに二人で出かけた。ラブホテルで、ゆきは杏平に、高校生の頃に同級生からレイプされ、妊娠が判明したとき、何度も何度も自殺未遂をしたこと、そして流産したことを泣きながら告白した。そして、レイプ相手の子供だが一つの命を失くしたことで、今もゆきは自分自身を責めていた。
永島杏平
ある日、遺族の男にちょっと手をつかまれただけで大げさに悲鳴を上げたゆき。心配した杏平は気晴らしに二人で出かけた。ラブホテルで、ゆきは杏平に、高校生の頃に同級生からレイプされ、妊娠が判明したとき、何度も何度も自殺未遂をしたこと、そして流産したことを泣きながら告白した。そして、ゆきは自分が生きていていいのかと杏平に聞いた。杏平はこう答えた。
久保田ゆき
ある日、風俗店で働く母親が男友達と遊びたいために、自分の幼い姉妹を閉じこめて餓死させたという部屋での作業中に、ショックを受けるゆき。ゆきは、泣きながら、赤ちゃんの服を手にして、こう言葉を残して、そのまま遺品整理業者『クーパーズ』を辞めてしまった。
永島杏平
ゆきが会社を辞めてしまった後も、杏平は遺品整理を続けた。ある日、36歳のときに家庭を捨てた岸本希美子という女性の遺品整理があった。その遺品の中に子供宛の多くの手紙があった。遺族の岡島あかねは遺産も含め全処分を求めてたので、佐相は手紙も処分するように杏平に命じたが、杏平は、佐相の指示を破り、遺族に届けようと岡島あかね宅を訪ねた。あかねは受け取りを拒否するが、杏平はこう言い残して、手紙を置いて帰った。
永島杏平
ゆきが「私はちゃんと生きたい」と言い残して、会社を辞めてしまったその後も、杏平はただひたすら毎日、遺品整理を続けた。杏平は「テレビは亡くなった人の話し相手だったのかもしれない。暖かな色のランプは落ち込んでいた人を明るく照らして元気づけたのか。使い込まれた鍋は毎日の食事を食べやすくしてくれた」と思いながら遺品整理をしていた。
永島杏平
ゆきが「私はちゃんと生きたい」と言い残して、会社を辞めてしまったその後も、杏平はただひたすら毎日、遺品整理を続けた。そして、遺品整理をする中で、杏平は、こう思うようになり、誰もいなくなった部屋で写真を撮っていたゆきの気持ちがわかった気がした。
永島杏平
杏平は、ゆきの母親に彼女の居所を聞いて、ゆきに突然、会いに行った。戸惑うゆきに、杏平は「ずっと、考えてた」と言って、自分の気持ちをゆきに告白した。
久保田ゆき
海岸を歩く杏平とゆき。ゆきは、以前、彼女が働いている老人ホームに来たときの永島君からの言葉を受け止めて、杏平にこう言った。
永島杏平
杏平が、高校時代の生活(軽度のきつ音者で、緊張するととっさに言葉が出ない。この障害に加えて大人しめな性格ということもあり、同級生や所属していた山岳部の部員にからかわれていたこと)を思い出し、当時のみんなの雰囲気を表した言葉。
遺品整理の仕事をしていくことによって、冷めた心に火が灯り出していきます。人が死ぬのは本当に呆気なくて、一瞬で命が無くなります。その時、その人は、大事な気持ちを大事な人に伝えられていたのか…伝えられないまま、伝わらないままの人が多くて切なかったです。命を繋げる作業は、誰かがそこに居て、生きていたことを知るだけで、癒されて、所謂ちゃんと成仏出来るみたいなそんな感じなのかなぁと思いました。それが、遺品整理の仕事なのかなぁと感じました。命は儚いけど、だから大切なんだよなぁって、当たり前のことを納得できた作品です。期待もせずに観て、終わり方がまた悲しく、切なく、涙が出てしまいました。良かったです。