機動警察パトレイバーのあらすじ・作品解説
機動警察パトレイバーは、ゆうきまさみの原作した漫画作品で、週刊少年サンデーにて1988年17号~1994年23号まで連載され、単行本として全22巻を刊行している。 今作品は、押井守監督によりOVA化され1988年に発売、同監督による映画アニメも1989年に公開され、TVアニメシリーズでは吉永尚之監督が担当し、1989年10月11日~1990年9月26日まで日本テレビ系で放送されている。 建設・土木作業や、警備作業に利用されるようになったロボット「レイバー」が、暴走する事件が多発したことを機に創設された「特車二課」の活躍を描いている。 特車二課に入ったばかりの泉野明(いずみのあ)は、特別機動隊志望の婦警である。野明は、同僚から坊主と呼ばれているのだが、上司の後藤喜一はレイバー乗りは小柄な体型の方が向いていると考えているため、野明がレイバー乗りの候補生になることに違和感はない。 ある日、野明は篠原重工へ呼び出され、新型のレイバー・イングラムを見学した。 これが野明のレイバー乗りの人生のきっかけとなる。
機動警察パトレイバーの評価
機動警察パトレイバーの感想
現実化にならなかったけれど、設定などがしっかりのパトレイバー
「機動警察パトレイバー」が連載されていた頃は、まだ2000年というものは、どうなっているんだろう、大型ロボットが仕事をしているんじゃないかという想定の元で書かれた作品ではあるが、今2000年を超えて2016年を迎えている現在、まだパトレイバーといった大型ロボットがあらゆる作業を行ったり、犯罪があったりということはない。でも、現在になって読み返してみると、メカニック設定は、かなりしっかりしているし、登場人物の設定も「究極超人あ~る」と同様、個性派ぞろいで、面白い。主人公の泉野明や篠原遊馬の二人のコンビの仲は、途中でバラバラになったりするが、結果的に、最終話では実は遊馬が野明のことが「好き」というのが、ちらっと見えて、女性読者としては、なんとなく嬉しい気分にもなった。少年サンデーに掲載されていたので、高橋由美子作品は、そういう恋愛の部分の描写もあるのだが、ゆうきまさみ作品で、恋愛部分の描写は少なかった...この感想を読む
現実感のあるロボット漫画。
ロボット漫画って言うとSFチックだったり、戦闘ものであったりするなか、実に現実っぽい感じ。近い将来あってもおかしくない。ロボットが重機として活躍する日本。ロボット犯罪も増えてきた。そんななか警察に配備されたのがパトレイバー。という名のロボット。ビデオ版ではアルフォンスって名前を付けるんだけど、漫画では「パトちゃん」と言って愛でる野明。一巻は、特車2課に配属されるまでと最初の出動まで。キャラクターのバランスもよく、皆個性的で、面白おかしく書いてある。イングラムもデザインがいいし、格闘戦も迫力あって読み応え十分。アニメ化もされてるので、そちらも見て欲しいな。
アニメ化された良作
昔、アニメ化されて、アニメが面白かったので原作が読みたくなって買いました。近未来の警察の話なのですがとてもよくできた話だったと思います。キャラクターの設定のしっかりしてるし世界観もすごく作り込まれていてところどころウィットに飛んだ会話もあり大人になってから読むとまた別の楽しみ方もあると思いました。ロボットモノはもともと好きな類なんですが最後のイングラムとグリフォンの最後の戦いあたりはもう本当にワクワクして夢中で読みました。私はアニメから入ったのですが原作読んでからもう一度アニメを観たかったな~と思いました。何度読んでも面白い作品なのでお薦めです。
機動警察パトレイバーの登場キャラクター
太田功
よみがな:おおた いさお 年齢(作品時):27歳 性別:男性 国籍:日本 所属:警視庁特車二課第二小隊 性格:生真面目で正義感が強い、規律重視で融通が利かない ポリシー:猪突猛進、臨機応変 趣味:アイドルファンクラブ 癖:拳銃を打ちたがる 周囲の評価:問題警官、正義の狂戦士、歩く火薬庫など