ヒルズ・ハブ・アイズの評価
ヒルズ・ハブ・アイズの感想
広大な荒野のど真ん中で
後で知ったのですが、過去の作品をリメイクしたもののようです。でも常に鋭い緊張感があり、映像やBGMもスタイリッシュなシーンがあったりで、斬新なホラー映画に感じました。相手がこちらを喰うために襲ってくるというのものあり、惨劇のシーンはとても残酷&理不尽で凄まじい迫力がありました。舞台が不毛の荒野の真っ只中というのは個人的に好きなシチュエーションでしたね。巨大なクレーターなんかもあったりして、やっぱアメリカは広いなと。そんな広大な舞台のなかでも後半の絶望感や恐怖感はハンパなく、まさに手に汗握るスリルのある展開でした。ある程度ホラー慣れしてる人でも楽しめる作品だと思います。
ある家族が核実験被爆者を殺していく話
オープニングの枯葉剤被害者の写真、何も関係ないですね。ストーリーを20文字以内で説明したら、「ある家族が核実験被爆者を殺していく話」です。最低極まりないですね。最初はガソスタやらパンクのシーンがダラダラしすぎだなー。ネバダの核実験場(『インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国』にも出てきたマネキンが置かれた街)に奇形集団が出てからは一定の緊張感がありました。夫は斧でなかなか奮闘しましたね。でもとどめささずに相手の近くに銃を捨てるのはアホとしか言えない。犬とルビーのおかげで生き残れました。ガキはガキで、相手をみもしないで銃乱射するし。アホか。親が食われてるんだから逃げずに自分から殺しに行けよ。相手はただの人間だろうが、って思ってしまう。銃でちゃんと撃てば死ぬんだから。それから、みんなとりあえず死体にアメリカの国旗さすのやめてください笑にしても、国旗といい、斧といい、頭になんか刺すの...この感想を読む
配給会社も公開をためらった 幻の残虐作品
ヒルズ・ハブ・アイズ(The Hills Have Eyes)2006年公開のアメリカ映画。R-18指定大人向けの成人映画。アレクサンドル・アジャ監督オリジナルと比べて残虐度が大きく、約2分間のシーンがカットして何とかしてNC-17(いわゆる18禁)を回避しようとした。監督はそのカットはストーリーを駄目にするからと極力反対した。後に発売されたDVDではノーカットで残虐物がお好きな人にはお勧め。多分、公の劇場公開では厳しいものがあったのかもしれない。2006年の日本での劇場公開が予定されていたが待ったがかかった。設定の奇形の人喰い殺人鬼達が核実験の被爆者だってのと、ベトナム戦争における枯葉剤被害者の本物の写真を使ったオープニングがお上に咎められた。いきなり公開キャンセルを食らった映画だが、小さくひっそりと地味に独立系の配給会社で劇場公開された。