県庁の星の評価
県庁の星の感想
そのまんま織田裕二さん
ストーリーは単純明快。最初は自分の立場が一番正しいと思っていた両者が、アクシデントをきっかけにお互いの良さに気付き、力を合わせて乗り越えていくというもの。分かりやすいストーリーは退屈だと思われるかもしれないが、外れはない。織田裕二さん演じる公務員はやり過ぎと思ってしまうくらい嫌なヤツで鼻につく。あまりにも悪い描かれ方に、スタッフは公務員に嫌な思いでもさせられたのではないかと考えてしまう程。そんな公務員を織田裕二さんが見事に演じているのかと思えばそうでもない。織田裕二さんは織田裕二さんであって、カンチであったり青島であったり、少なくとも今回の主人公の野村聡には見えなかった。総評すると人に勧める程ではないが、悪く言うのなら中身を知ってから言うべし、という私のポリシーで見るには値する。
販売の仕事とは
ちょうど、大学卒業間近、スーパーに勤めるのが決まっている友達と一緒に観に行った映画です。観終わった後、何だかスーパーで働きたくなりました。サービスとは、人との関わり方とは、色々と興味深く、そして面白かったです。織田裕二さんと柴咲コウさんのコンビがとても面白く、最初から最後まで、ずっと飽きずに観ていられる映画です。私はスーパーの店長役の井川比佐志さんのキャラクターが一番好きでしたし、終盤カッコイイシーンもあり、観ていてとてもほっこりしました。この感想を書いていたら、また観たくなってきました。元気の出る映画だと思います。お勧めの一作です。
『踊る大捜査線』シリーズとは違う顔
エリート公務員が研修を行うスーパーは、そこで働いているパートのおばちゃんですらお惣菜を買いたくなと思うほどの粗悪なスーパーだった。県庁のキャリア公務員 野村聡(織田裕二)は、民間企業との人事交流研修のメンバーに選ばれる。そこで出会う年下のパート店員で野村の教育係 二宮あき(柴咲コウ)との考え方の衝突と、野村の心の変化が描かれている。粗悪なスーパーと2人に訪れる危機。スーパーを舞台にした熱いバトルが繰り広げられる。『踊る大捜査線』シリーズでの織田裕二さんの役どころを立場が逆なので、そのギャップにおかしさが増す。ワシが獲物を捕らえる時のような目力は本作品でも健在だ。