きみに読む物語の感想一覧
映画「きみに読む物語」についての感想が4件掲載中です。実際に映画を観たレビュアーによる、独自の解釈や深い考察の加わった長文レビューを読んで、作品についての新たな発見や見解を見い出してみてはいかがでしょうか。なお、内容のネタバレや結末が含まれる感想もございますのでご注意ください。
こんな純愛、一度はしてみたい…
私にとってこの映画は、思い入れのある映画で、既に30回は見てると思います。内容はもちろん、キャスト・映像・音楽・景色、すべてが素敵で大好きな映画です。この映画のテーマは「一途な愛」です。裕福な家庭で育った少女アリーと、シングルファザーの貧しい家庭で育った少年ノアが恋に落ちます。2人が出会ったのは17歳の頃、まだまだ若い2人ですが猛烈に愛し合います。ですが貧富の差があり、引き離されてしまうのです。非現実ではなく、現実でも起こるであろう貧富の差。こんな物語に私は引き込まれていきました。引き離されてしまった2人ですが、歳月が経っても想いあっていたのです。少年ノアはアリーに1年中手紙を書き続けます。「もう一度やり直したい、きみの為ならどんな事でもする」ノアの気持ちを考えると胸が張り裂けそうになります。ですが、アリーがこの手紙を受け取る事はありませんでした。何故ならアリーの母親が手紙を1年分隠していたから...この感想を読む
何回観ても泣きます。
何回観たか覚えてないですが、とにかく泣きます!わかっていながら泣きます笑物語の始めに、おじいさんが知り合いのおばあさんに物語を聞かせるところは、何かあるんだろうなぁと思う程度でした。それで物語の話になっていくんだけど、物語の主人公は男女2人。女の子がお金持ちでまた可愛いんですよね〜!絶対小悪魔っ!私もなりたいって思うくらい可愛い。次第に2人は惹かれていくけど、やっぱり彼女の親に反対されるんだよね。私の親もそうなるだろうななんて思ったり笑 夏が終わってお互い離れ離れになって、彼女はお金持ちの彼が出来る。それなのに再開した彼とってなっちゃうけど、私は心の中では、えーー!なんて思ってました!だってイケメンのお金持ち、それで愛してくれるなんて最高だもん!でもお互いを本気で愛し合ってたのでしょうね。結局貧しい彼と結ばれた。そこまでは、普通のありがちな話かなと思ってたけど、実は読み聞かせてたおばあさん...この感想を読む
最強の恋愛映画!!
原作で号泣しました。すごく大Fanな作品です。アルツハイマーになり老人ホームで暮らすアーリーの所へ毎日読み聞かせに来る男性。その内容は一人の青年がずっと女性を思う一途なお話。ノアがアリーに一目惚れして、振り向かせるまでの行動力は憧れます。そして、最後の最後まで純愛を貫くこと。みんながこんなに最後まで愛し合うことができたら、とても幸せで平和な世の中なんだろうな。心が洗われて、ジーンとします。ただ、原作を読んで描いていた私の思うアーリーのイメージが違うのが少しだけ残念。活発でおてんばな女の子というイメージの違いは、やはり国が違うからなのかな。そこだけ。
後味
後味がちょっと悪い映画ですかね。真実の愛の為には、人を騙し、傷つけ、裏切るようなことは、彼らにとってはとるに足らないこと。人生を彩るちょっとしたエピソードにしか過ぎない。本人は随分と気持ちが高ぶって気持ち良さそうだが、それに巻き込まれる人たちはたまらない。認知症を発症し、心穏やかに過ごしていることすら許さない。究極のエゴイストの姿を見てしまって、何とも言えない居心地の悪さを感じてしまった。人は人を裏切るために、失望するために生きているのかなって本気で悲しくなりました。それって人間にしか出来ない行為だし人間にしか無い感情だし・・・ この映画でまた人を愛せなくなりそうです・・・